【Think right#7】選択のパラドックスのワナ
「返お返しの法則」という人間心理がある。
人はだれかに何かをもらうと、どうしても返さなければいけないと思ってしまうのだ。
この心理は、人類の発展に寄与しているとも言われている。
1億年前の話。
食物の保存方法が全くない時代、一人で食べきれない鹿肉を獲ってしまったら、せっかく狩猟に成功したのに肉を腐らせてしまう。
そのとき、肉を余らせるのではなく、誰かに食べさせることで、自分の空腹時にその人から肉を分け与えてもらえる可能性が高くなるとしたらどうだろう。
冷蔵庫も貯蔵庫もないが、助け合うことで飢え死にする可能性は少なくなる。
人間のDNAに「お返しの法則」がいつの日にか刻まれたことで、人類はここまで発展してきたとも言われている。
この心理を突いて、最初にティッシュやグッズを配ってからアンケート記入を依頼する等の手法が巷では多く実施されている。
先日も、ワインの無料試飲会をしているからラッキーと思って楽しくテイスティングしていたら、最後に見事に6本のワインを購入していた・・・
気を付けよう・・・。
また、この「お返しの法則」という心理は、だれかになにかひどいことをされたときも作用する。
そう、倍返しだ。
自分が相手に与えたことが、そのままそっくり返ってくる。
DNAに刻まれた「お返しの法則」は、知っていて損はない。
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