問題の解決法には個性がある(占いのはなし─西洋占星術)
ある人の生年月日の星座が分かれば、人生の諸場面で生じた問題に対するアプローチ(やり方)のおおよその見当がつく場合があります。
これは「良し悪し」の問題ではなく「個性」みたいなはなしです。
たとえば、「行動的」な人は夫婦間に問題(不倫)などが起こったとき「即刻離婚」というアプローチをとるかもしれません。
これをどう見るかは、それを見る人の価値感によって千差万別でしょう。
星座が分かると、ある生じた問題に対するその人のおおよその基本対応パターンがわかる場合もあります。
今日は、その概説です。
自分や知ってる人に当てはめてみて下さいね。
星座(西洋占星術)の世界は「おひつじ座」からはじまりますが
「おひつじ座」と「しし座」「いて座」の3星座は「火」の星座と呼ばれます(何でそう呼ばれるのかについての詳細ははなしが難しくなるのでここでは省きます)
この3星座は、行動的で現世肯定的なので、問題が生じると、すごく行動的かつ具体的にパッパと問題を処理していきます。
なので、集団のトップや先頭に立つことも多く
旗手みたく、プラカードみたいな「旗」を先頭で掲げて「衆」を導いたりすることもあるでしょう。
現実の諸関係下で目に見える形で変化したり影響をあたえたりしないものは意味がないと考えることもあります。
「おひつじ座」「しし座」「いて座」のいずれかに太陽を始めとする星が自分のホロスコープに入ってれば、他聞にそういう傾向を帯びるでしょう。
それは「良し悪し」みたいなはなしではなく「個性」でしょう。
つぎは
「おうし座」と「おとめ座」「やぎ座」の3星座です。
この3星座は「地」の星座と呼ばれます(理由の詳細はこの記事では省きます)
この3星座は、人生の諸問題に対して「実務的」に処理していきます。
「実務力」とでもいうようなものが長所です。
ただ、この「実務力」はコンピューター化や自動化・AI化などの現状下にあっては、その特権をはく奪されることも増えてるでしょう。
また、その「実務力」は拡散的な自己アピール力をは伴わないことも多いため、鈍重な印象を与えて埋もれがちかもしれません。
よくも悪しくも「倦まずたゆまず」進んでいこうとするため、農耕民族的な性質を背負ってるといえるかもしれません。
この3星座に太陽をはじめとする星が自身のホロスコープに入っていますと、多少なりともこういった傾向を帯びるでしょう。
さて、さらに進んで
次は「ふたご座」「てんびん座」「みずがめ座」の御仁です。
これらは「風」の星座と呼ばれますが
「風」の星座は、情報や思考を操作して、ある現実を多角的・相対的に捉えることにその個性があります。
なので、問題が起こった時、即行動的に対処するより、立ち止まっていろいろ考えたり情報を収集したりして、色々な側面からこれを検討するのです。
ある対象に盲目的に心酔することも比較的少なめなので、初期衝動が中和されやすく、結果「行動的」には見えないでしょう。
肉体派ではなく思考派なので、その意味でも「行動的」ではあまりないでしょう。
これら「風」の星座に太陽を始めとする星が自身のホロスコープに入っておりますと、その人は、そういった傾向を帯びるでしょう。
最後は「かに座」「さそり座」「うお座」で
この3星座は「水」の星座と呼ばれます。
「水」の星座は「精神性」「精神世界性」にその特徴があります。
「火」の星座が現実的な「成功」とか目に見える「成果」に価値を置きがちなのに対して
「水」の星座は、そういった俗世の現実をもう一枚大きくつつみこむ「精神性」を有しています。
「水」の星座にとって、俗世の「成功」などは「仮象」にしか見えないため、これらのものが仮に手に入っても、そんなものは虚しいのです。
「精神性」のないものは残念なものなのです。
「精神性」といっても、マイナスにでると必ずしも高貴なそれとは限らず、個人の怨念に近い「精神性」となって表現される場合もあります。
「風」の星座も俗世を相対化しますが、それは主に「思考」や「理論」などによってなのですが「水」の星座は「思考」や「理論」より「精神性」で俗世を相対化しようとするのです。
これら「水」の星座に太陽を始めとする星が自身のホロスコープに入っていれば、こういった傾向を帯びるでしょう。
こう書くと、何だか、俗世を相対化している「風」の星座や「水」の星座が一段上手のように見えますが、そんなことはありません。
「火」「地」「風」「水」は良し悪しや優劣というより個性のようなもので
たとえば、俗世を行動的・具体的に改革するベクトルの「火」の星座がいなければ世の中はまわりませんし、実務的に倦まずたゆまず対処する「地」の星座が要らないなんてこともありませんし、他の星座も同様です。
逆にいえば「風」や「水」の星座については、俗世を相対化しているということは、これと距離をとってしまうということでもあるので、裏目にでれば、個人としては芽の出にくい運命傾向となってしまうかもしれません。
以上のように、その人のホロスコープや何座(主に生まれ日の太陽星座)かがわかっただけでも、ある人の(人生の)基本対応パターンがある程度は占えるんです。
興味がありましたら、ネットや本などで調べてみるのも一考です。
御一読どうもでした!
(書き終わり)
2022年9月21日午後14時35分
(書き始め)
同日13時01分
サポートされたお金は主に書籍代等に使う予定です。 記事に対するお気持ちの表明等も歓迎しています。