大学が続かない人の条件
僕はアラフィフの人ですが、相当むかしに大学はドロップアウト(除籍)してます。
社会人になってからも、職場のアルバイトさんとかで、大学生と接する機会はそこそこあります。
この15年で、大学生とまったくはなさないで終った年はないくらいです。
僕も含めて、辞める人はそこそこいますね。
そこで、(大学が)続かない人の条件を考えてみました。
さっそく
①金がない(足りない)
これがやっぱ王道(?)のひとつでしょうか。
家が傾いて学費が払えなくなった。
アパート代くらいはバイトして稼ごうと思っていたけど、これが結構な負担になった。
奨学金の返済に苦しんでいる人のはなしを多く聞いて、二の足を踏んでしまった
等々です。
②友だちがいない
サークルやらない、ゼミやらないとかだと、友だちができないケースも多いと思います。
大学って、高校までと違って、友だちがいないってそんなに足枷にならなくねぇ?
いや、都心部にある、そこそこマンモスな大学とかだと
友だちがいないのは、だだっ広い校舎の中で、すごいバツが悪いことだと思います。
高校までは、教室にいけば、よくも悪しくも、いつもの面子がいるもんですが、大学だと、マンモス校ほど、そういうことが少ないので、自己同一性にヒビが入るというか……
もっとも、学校に行かずにネットで講義を受けてるここ二年くらいの世代にはまったく新しいジレンマがあるのかもしれません。
③フツーの就職はしたくない(あまり興味がない)
だから石にかじりついてでも大学院に行くんだよという人もいるでしょう。
しかし、その職に就くのに大学を出てるのが与件のひとつである(たとえば教師)とかでなければ
あるいは、大卒を給与などで優遇する職に興味がなければ、卒業までいなくとも困ることも少ないでしょう。
逆に、4年までいくと、就活かフリーターか、もしくは起業(フリーランス)か?といった選択を迫られ
この中で、就活を選びたくないのが本音であれば、大卒だと、いろんな人に「なんで大卒なのに?」とその都度聞かれ、鬱陶しいこともあるかもしれません。
④学びたいことが特にあったわけでもない(モラトリアムな動機で進学した)
学びたいことをきちんと持って大学へ行く人なんかはもちろん少数派なのかもしれません。
学部にもよるのではないでしょうか?
たとえば、薬学部なんかは動機がハッキリしてる人が入学するケースが多いのかもしれませんし
逆にそういう学部だと、動機と無関係に進学して、はたして講義についていけるのかとも思います。
動機のしっかりしてる大学生なんかは少ないと言えばそうなのでしょうが
そうすると、①から③の条件が複数重なったとき踏んばる理由がありません。
上級国家公務員になりたいとかであれば、とりあえずよい成績をとるため精進できるかもしれません。
しかし、これがフツーの就職はできれば避けたい
大卒が有利になる職業に興味があんまりないというのであればどうでしょう。
以上、大学は、これらの条件がそろうと場合によってはカラータイマー(ウルトラマンのピンチを知らせるアレ)が鳴るかもよという事柄について考えてみました。
有り体にいえば、主体性に乏しい個人だと、行き詰りやすいというか
受け身一辺倒だと、誰もオーガナイズしてくれないので、自己を見失いやすい空間だともいえます。
では、これらの条件を満たしてしまいそうな高校生・中学生は最初から大学進学を回避すべきか?
ぼくは、結構悲惨なドロップアウトをしましたが
そうは思いません。
もし、条件が許すんであれば、結果的にドロップアウトするにしても
大学の門をくぐってみるのは、大卒だとかえって不利になる職業(たとえば天ぷら職人とか)を志望してるのでなければ価値のないことではないとは思います。
僕は、個人的にですが
ドロップアウト組(?)はフツーの就職に向かないのかなと感じます(個々の事例によりけりが実際のところでしょうが)
そうすると、人生、自力開墾型なのかもしれません。
自力開墾型も多くの場合、本音の部分ではラクをしたいでしょうから
さらにそうすると、生きづらさみたいなはなしになるのかもしれません。
もちろん「自助」のムリゲーもどんどん拡大してますけど
でも、ドロップアウト組(?)って「自助」を全否定する人が主張しがちな、たとえば地域共生みたいなあり方にも馴染みが悪いんじゃないかとも思います。
いや、はなしがどんどん逸れていきますけど
大学が続かない人の条件についてでした。
御一読ありがとうございました。
(製作データー)
書き始め:2022年2月4日午後18時51分
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