ストーカーと恋愛至上主義
SNSの時代は、どちらかといえば自尊心が砕かれることが多いのかなという気がします。
お金のまわりもあんまりよくないですし、欲しいモノも自在には買いにくいですね。
そうすると、恋愛って、自尊の回復のチャンス(のひとつ)ですよね。
でも、失敗すると、結構な自尊のダメージになってしまうんで、リアルの職場とかで見てて思うんですけど、そこそこルックスのイケてる男女がすごく恋愛とかに消極的なんです。
逆に、明らかに肉食系な人もそこそこいて
肉食系(?)な人にありがちなパターンは、見切りがすごく早いんです。
「こいつダメだ」って思うと、突風の如くそこを去っていくんです。
でも、ダメくさいのにしつこく執着するのってストーカーの源泉でしょ?
ん~、まぁ、そうかもしれませんけど
執着ゼロだと、余程の恋愛巧者でスムーズにことを運べる人でないと難しいですよね。
いまの人って、Twitterとかに、直接顔を合わせることもしないし、本名も知らないけど、とりあえずリプやDMくらいはできるっていう便利な人をそこそこ持ってる人が多いと思います。
そうすると、恋愛がうまくいかない局面にさしかかったとき、ついそっちに走っちゃいますね。
いや、うまくいかない局面にさしかかった恋愛を(「ごめん!」とかもしいえればおさまるケースが5割だと思いますけど)しつこく考えてると、いつの間にか、「怒」「怒」「怒」「怒」「怒」モードになってしまって、こころか身体の調子がおかしくなってしまうこともあるでしょう。
この、「うまくいかない局面」にさしかかったときにどうでるかが分かれ目なのかなという気もします。
つまり、「うまくいかない局面」にさしかかったとき
ターゲット(?)にあっさり見切りをつけて、別のターゲットを見つけに行く狩猟派(?)を肉食系
刺したり、暴力をふるったり、しつこい嫌がらせをしたりがストーカーということになりそうです。
で、「うまくいかない局面」にさしかかったとき、「刺す」のもありだ、という人はかなり少数だと思うんですけど(悪条件が重なって、自分を制御できなくなってしまったのかもしれませんが)
あるアプローチが「嫌がらせ」になるのかどうかって、あきらかに悪質なものを除けば結果論でしかないことも多いと思います。
「好意」の表現のつもりが、当の相手から「嫌がらせ」と断罪されたバツの悪さってありますけど
人間関係の達人以外は、このリスクを背負わずに、誰かとある一定以上に関係を縮めるのって簡単でない場合もあります。
つまり、引き際というか終わらせ方の特徴に、その人がでやすいんだと思います。
肉食派の人は見切るのが早くて、何の未練も残さずにあっという間に次のターゲットを探しに行くし
刑事犯になってしまう人は、「刺す」とかで終わらせようとするんだ(終わらせてしまった)と思います。
ジレンマの解決には、その人独特のパターンがあるというか……
いや、すこし重たいはなしになってしまいましたね。
女性にも独特のパターンがあって
待ちに徹するとか、追わせるとかあって
男のほうに、Twitterとかインスタとかゲームとか色々な誘惑があるご時世に、追わせる展開に持ち込んで、追ってくるヤツがどれだけいるのかっていうのは個人的にすごい疑問ですけど
待ちに徹するとか追わせるとかいう消極ベクトルか
ガンガン肉食アプローチで、ダメならあっさり見切りをつけるかの二極端になりがちで
状況に応じて、どちらも使い分けられるタイプが減ってる印象を受けます。
どちらも使い分けるっていうのは駆け引きでしょう?
いや、もちろん、男か女かのいずれかがすごい恋愛巧者でスムーズにことが運べば、駆け引きなんて作戦じみた、ある意味純粋でないことはやる必要がないんですけど、実際はそうもいかないでしょう。
「刺す」とか「刺し殺す」っていうのは、ひとつのジレンマ解決策ではあると思います(個人的にはまったくおすすめできませんが)
ただ、肉食系のひとたちみたいに、特定の対象にあんまりあっさり見切りをつけられる人だと、それも難しいですね。
ストーカーっていうのは結果論で、ベクトル的には恋愛至上主義者とあんまり変わらなかったのかなと思います。
ただ、なんか「うまくいかない」局面で根負けして、まずいやり方を採用してしまったんだと
で、これ、まったく僕の個人的意見なんですけど
恋愛が不可能な人生状況になければ、僕は(未婚の人には)恋愛は、やっぱ、やったほうがいいと思います。
起業をして、あなたも儲けよう!とか
芸術の才を金にして、あなたもピカソになろう!とか色々ありますけど
40すぎて、起業もピカソもちょっとムリっぽいぞとなったとき、さらに収入が低いと、おひとり様は結構こたえるケースもあるかもしれないんで
ひとりよりはふたりで闘ったほうが分がいいケースもあります(足の引っ張り合いになってよりマイナスになる場合もあるでしょうけど)
人生戦略としての恋愛?
いえ、でも、恋愛が単に気分によるものでしかないなら、極端なはなし、相手の身体に飽きちまえばジエンドじゃないですか?
だから、場合によっては、何パーセントかはそれを人生戦略と考えた方が長続きするんじゃないかとも思います。
ストーカーと恋愛至上主義者は似ていて、ただ、採用した解決策が違ったと、
状況の許す限り、根気よく、押したり引いたり叩いたり(それはダメか?)いろいろやらないと、というのが実感です。
まぁ、相手から受け入れられなかったバツの悪さって、独特のものがやっぱあって、そのバツの悪さに天を仰ぐような経験を繰り返して、人は大人になっていくのかなって気もしますけど
それも、25歳くらいまでに運命の人と結ばれた人にはあんまり縁のない悩みなのかなって気もします。
起業とかピカソとか6割の人がムリだと思うから
不可能でなければ、恋愛はちゃんとやりましょう。
(あとがき)
激動の3月とかあちこちで言われてますが、僕もその印象は否めません。
主にプライベートですが、家ごと吹き飛んじまうんじゃないかという突風か嵐が吹き荒んでる感じです。
気持も乱気流気味で、趣味のTwitterなんか、まったくやる余裕もないほどです。
でも、こういうときこそしっかり気を持たないと、YouTubeとかニュースで話題の人たちみたくなってしまいかねないんで、注意が必要かもと思い、このような文章を書きました。
ただ、恋愛も仕事も、すべては身体とこころあってこそですから、この激動の3月、まずなにより心身の調子を整えることが先かもしれません。
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