ボクは普段、冨有柿と筍の生産者をしながら(株)DELICEキョウトという会社を立ち上げ、 農業の抱える課題解決に向けて活動しています。 この度 6月より「柿とスパイスカレー」という店名でスパイスカレー屋さんをはじめることになりました。 店名にもありますように、ボクの作っている冨有柿をチャツネにして使ったカレーです。 飲食店をする理由や監修していただいたシェフとのストーリーにつきましては、こちらになりますので ↓ 第一章 第二章 最終章 番外編 ご興味のある方は読んでいた
最終章を書きましたが 今回は番外編! 〜間借りをするお店が決まるまで〜 カレー屋さんをするにあたり ①拠点である西京区でやるか京都市内でやるか ②生産者をしながらお店をするにはどのようなやり方がベターか この2つについて考え… 間借りでスタートするという結論にいたりました。 場所については、認知という視点から市内で始める方向で動いてみることになりました。 まず、間借り営業することについて無知だったので、現在間借りカレーのお店をされているお店に食べに行き、お話しを聞かせ
第二章の続き 冨有柿を使ったスパイスカレーを作るべく、cenciオーナーシェフである坂本シェフに相談したのが2022年の10月でした。 理由や思い、コンセプトを伝えたところ レシピ開発・監修まで快く引き受けて下さいました。 頭の中で思い描いているカレーのイメージや、トッピングの副菜など。 食材は基本、京都府産にこだわり、できるだけ地元西京区のモノを使いたいなどなど。。。 たくさんヒアリングもしてくださいました。 柿のシーズン中は、何度も試作用の柿をシェフに届けました。
第一章の続き 僕が農業をやり始めた時は、作った柿や筍は直売所形式で販売し、売れ残ったモノは市場に出していました。 (筍は売り切れてしまい足りないほどですが、柿は残ります) なぜ、この販売方法だけなんだろう? 良いモノはみんなに知ってもらいたい! 自分たちで足を運んで良さを知ってもらったらいいのに! 営業すれば絶対に売れる自信があったので、尚更そう思いました。 もともと営業の仕事をしていたので、採れたての柿を鞄に4個入れて、和食・イタリアン・ホテル・ケーキ屋さんとジャンル
ボクは普段、柿と筍の生産者をしながら、DELICEキョウトという会社を運営しており、生産者をしてきた中で感じてきた、地域や農業の抱えている課題解決に向けて活動しています。 この度、生産者であるボクが「柿とスパイスカレー」というスパイスカレー店を始めることになりました。 お店をする理由としては、京都大枝特産品である冨有柿の抱える課題解決のきっかけにならないかと考えたからです。 ではここから、提供させていただくスパイスカレーができるまでの(ちょっとおもしろい⁉︎)ストーリー
開催日:11月6日 竹林キャンプ/デイキャンプ 五感で楽しむ大原野あそび 竹林のあたらしいカタチをキーワードに、大原野の放置竹林を使ったイベント3回目の報告です。 第3回目のプログラムは、竹のワークショップ・竹林クッキングなど竹飯盒を使ってお料理メインのプログラムを実施しました! 竹を使ったワークショップ 今回は竹の器作り(仕上げ工程のみ) 放置竹林から切り出した竹を節で切り分け、半分に割って紙やすりで磨いていきます。 この器でカレーを食べるべく、参加された皆様もくも
開催日:11月5日 竹林キャンプ/デイキャンプ 五感で楽しむ大原野あそび 竹林のあたらしいカタチをキーワードに、大原野の放置竹林を使ったイベント2回目の報告です。 天気も良くて、キャンプ日和! 第2回目のプログラムは、竹のワークショップ・ホットサンド作り体験・竹林モーニグ・竹林DE足湯・竹林ヨガなどなど、盛り沢山の内容で実施しました 竹を使ったワークショップ 今回も2種類、竹のコップ作りと竹マドラー作りを楽しんでいただきました。 放置竹林から切り出した竹で作っていただ
開催日:9月17日 竹林キャンプ/イブニングキャンプ 五感で楽しむ大原野あそび 竹林のあたらしいカタチをキーワードに、大原野の放置竹林を使ったイベントの報告です。 台風の影響で天気は心配していましたが、無事に開催する事ができました。 第一回目のプログラムは、竹のワークショップ・竹林バー・ピザ作り体験・竹材を使った焚き火体験などなど、盛り沢山の内容で実施しました。 竹を使ったワークショップ 今回は2種類、竹のランタン作りと竹とんぼ作りを楽しんでいただきました。 こちらで
※作業に追われ廃棄にしている柿です。 野菜や果物を作っている以上、規格が満たないモノ、形が悪いモノ、傷がついてるモノが出てきます。 皮をむいたり、傷んでるところを取り除けば味は同じなのに値段はほとんどつきません。 ですが、それらをうまく利用し加工品にすることで収入につながり、且つ廃棄を減らすことも可能になります。 モノを作るのは簡単な時代となりましたが、素材の特徴を活かして美味しいモノをつくりたい! その思いで柿コンフィチュールに取り組みました。 京都大枝特産の冨有
京都市西京区は筍もさることながら、冨有柿の名産地でもあります。 昭和5年(1930年)に産業の発展の為、冨有柿の栽培がはじまりました。 もともとここ大枝の地名は、明治期に塚原・沓掛・長野新田の3村が合併して、大枝村になりました。 大枝はかつて、山陰街道の峠の入口として栄えましたが、明治32年山陰線に汽車が走り、鉄道が開通したことにより衰えていきました。 そして昭和初期の恐慌で、この地区は悲惨な貧農地帯になり、産業はどんどん衰退して行きます。 この状況を脱却すべく18
京都市西京区の西山地域は、とても自然豊かな場所です。 西山地域の中の大枝塚原で生産されている白子筍は、「大枝塚原産白子筍」と呼ばれています。 土は粘土質で酸性白土の土壌が特徴で、この土の事を「てんこ」と呼んでいます。 粘土質には、多量のミネラルが含まれ、そのミネラルが筍に作用し、苦味・えぐみが本当に少なく、特有の甘み・うま味が強い真っ白な筍を作ると考えられています。 京都では2月中頃からポツポツと筍は出はじめますが、ボク達の地域(大枝塚原産)は早くても3月中頃にから収穫
これからの日本を支えるのは竹林パワーだ! 全国的に問題になっている放置竹林問題を解決するためには、竹を切って切って、切りまくって消費し循環させる仕組みが必要です。 白子筍の産地で有名な京都。 私たちの生活に欠かせない電気も、エジソンにより京都(八幡)の竹で1000時間以上も光る電球が発明された。 京都の竹が現在の生活に結びついているのです。 軽くて強い竹は昔から木質系材料の一つとして用いられてきました。 縄文時代から建築資材、農具、猟具、調理器具などの道具として使われて
僕が生産者として伝えたいこと 日本はもともと農業大国。 従来日本では、狭い土地に多くの資本・労働力を費やし、高い収益をあげる「集約農業」が行われてきました。 しかし、高いコストがかかるため、農産物の単価は高くなってしまいます。 現在は海外から安価で農産物が入ってくるので、どれだけこだわったモノヅクリをしても価値を伝えない限り価格競争では負けてしまいます。 これは僕らの地域、竹林や柿畑にも言えることで、大きな問題になってます。 また食に対しても身体にいい、無添加、無農薬、有
めっちゃ美味しい加工品を作りたい! 地域の特産品、白子筍と冨有柿をもっともっと沢山の人達に知ってもらいブランディングしたいとの思いからスタートしました! まずは体験談 僕はもともとハタケ違いの世界から農業の世界に飛び込んだのですが、一番最初に感じた事は職人気質でこだわりの生産者さんが多く、特産品としては地域的に有名なのに、安定した収入が得られる産業ではなという現実や、新規の後継者がいない事に疑問を持ちました。 ほとんどが僕を含め家業を継いでいる生産者さんばかりで、このまま
京都竹林未来計画はなぜ産まれたか! 最初にこのプロジェクトを思いついたのは仕事場でもある竹林のことからでした。 日本の放置竹林の現状 全国に約16.1万hあると言われている竹林。 高齢化や輸入竹製品の使用により担い手が減少し放置竹林が激増しています。 現時点での放置竹林面積の詳細データは存在しておらず、全国的に問題となっていて、竹害については林野庁も「国が今後しっかりと対応・検討していく課題のひとつ」とし大きな課題となってます。 竹は強い繁殖力で他の植物を侵食
はじめまして。 株式会社DELICEキョウトの西田圭太です。 現在、京都市西京区で白子筍や富有柿の生産、加工食品の開発、京都竹林未来計画のプロジェクトを手掛けてます。 大好きな農業や食べる事の仕事に出逢うまで 小さい頃から動物と自然が大好きで、大きくなったら動物園で飼育係がしたいとず〜っと思っていました。 初めて就職したのが白浜のアドベンチャーワールドで、夢が叶いサイやキリンの飼育に携わる事約5年! その後薬関係の営業マンを9年経て、現在に