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【戦転記】#5 いつも通りに、選考突破フェーズ

遂にここまで来ましたね!
ここからは将来転職するファームとのやり取りが始まります。
1か月から1.5か月に集中して、一気呵成にやり切るのがポイントです。
これからの戦略コンサルタントとしての人生がかかっていますので、
普段の仕事は7割以下に抑え、この期間は定時で帰るようにしましょう。


スタートラインをどこに置くか、
で勝敗が決まる【選考計画】

最低限の選考準備が整った今、
私の実体験上最も大切なのは、応募先の面接の順番です。
そして、頭に刻んでいただきたいのは、面接は慣れ、です。

転職候補へのアプライ(応募)は、以下の順で行うのが良いです。
ちなみに過去の著者自身について
唯一、転職経験でミスをしたことがあるといえば、
おそらくココでしょう。なので、力強くお伝えしたいです。

いいですか、応募の順番が大切です。
具体的な順序は以下です。

【立ち上がり期】希望からやや遠いコンサル・総合系・会計系
  ☟
【強化期間】FAS・戦略コンサル(本命外)
  ☟
【本番】戦略コンサル(本命)

第一希望から受けると、面接慣れしていない状況で、かつ第一志望なのでどうにか受かりたい等の意識が邪魔をして、
せっかくの機会が空回りしたまま終わってしまいます。
そんなの悔しいですよね?

それでは個別のフェーズを説明します。

【立ち上がり期】

ここでは、面接というものになれるために、
やや希望とは遠い優先度の低い候補から申し込みましょう。
※ただし、総合系・会計系の中には戦略を受けたら総合は受けられない、
戦略を受けて見送りになると総合で案内をいただく、等があるため、
事前にネットや友人、担当者などに確認しておきましょう。

【強化期間】
ここでは本命のまえに、同様の難易度で、本物の難易度を体感します。最初の面接は緊張するでしょうが、すぐに慣れます。

【本番】
この段階では、もう余裕で楽しみながら、面接していきましょう。「このケース、前もやったなぁ」くらいの余裕で臨めるとよいです。

さぁ、まず【立ち上がり期】の候補先にどんどん応募してください。

念のために覚えておきましょう。
もし思うような結果が得られなくても、以下の原理を理解し、
前を向き続けることが大切です。
合否は決して「あなたの能力が低いから」ではありません。
ほとんどの場合、次のような理由に依拠しています:
①「たまたま、出題内容に慣れていなかっただけ
OR
②「たまたま、面接官と相性が悪かっただけ
OR
③「A4メモ書きをしないで挑んだので、テンパった」

③の詳細については後述しますが、①と②については運の要素が大きいものです。結果に左右されすぎず、自分の努力を信じて次に進みましょう!

スムーズな管理に【進捗管理表】

なんてことない転職の進捗管理表をサクッと作っておきましょう。
さすがに10社を超えると各転職先の選考状況を頭の中だけで記憶するのは
非効率なので、以下のような縦横軸で、スマホでもPCでもアクセスしやすいGoogleスプレッドシートなどでシンプルに管理するとよいです。

  • 縦軸:項番と企業

  • 横軸

    • 企業名

    • 書類通過の有無

    • Webテストの有無

    • 面接状況:返信待ち、1次(日付)、2次(日付)、最終(日付) 等

    • メモ:出題された問や次につなげるための気づき 等
      ※エージェントを複数利用する場合は、
       担当者名も記載しておくと便利です。

世の中の叡智を使い倒せ【面接期間中の対策】

さて、これまでところどころで出てきました、ChatGPTを使い倒すなら、
このタイミングです。
アプリ上のボイスモードでどんどんロールプレイをして
実際に話すことに慣れましょう

「私は(○×商事でマネージャー)をしています。
戦略コンサルティングファームの面接の準備がしたいです。
(ボストンコンサルティングファーム)の(1次面接)の前提で、
面接官として(ケース問題を出題)してもらえますか。
また、私の回答に改善の余地があれば、そのあと(優しく)わかりやすく教えてください。」

ChatGPTは厳しくも優しくも意地悪にもいろいろな性格で対応してくれますので、試してみてください。

ちなみに2024年12月のUIでは、以下のようなUIです。

右下の黒い丸を押す
この状態で話す

これで合否が分かれます【面接前の仕込み】

何事も丸腰で挑むと、思わぬ痛手を受けるものです。
物理的な準備が整っていないだけでなく、精神的な自信も欠けている状態では、面接という戦場に足を踏み入れた瞬間に、あっという間にKILLされてしまうでしょう。(これはゲーム用語を使った比喩ですが、イメージは伝わりますよね!)
準備を整えて、しっかり武装して挑むことが大切です!

そこで、最強の武器A4メモ書き生成AIを活用して
最強武装していきます!

採用面接前には、質問40〜50個をA4メモのタイトルとして書き、
その後1分ずつで答えを書く

赤羽雄二

質問の出し方はChatGPTに以下のように聞くのが良いです。

「私は(○×商事でマネージャー)をしています。
戦略コンサルティングファームの面接の準備がしたいです。
(ボストンコンサルティングファーム)の(1次面接)の前提で、
想定される質問を(3o)個列挙してください。」

私の経験談ですが、面談1社あたり最低でも25個以上書かないと、
抜け漏れが出たり、十分な自信につながらないことが多いです。

「それでは面接に行ってらっしゃい!」

これが血となり肉となる【面接後の記録】

面接が終わったら、すぐに進捗管理表のメモを更新しましょう。
どんな質問が出たのか、どう答えたのか、等、思いつくままにメモを残しておきましょう。
ちなみに、1次面接の内容は2次面接の面接官に引き継がれることが多く、
回答の一貫性が評価される場合があります。
ここで大切なのは、
嘘をつかず、最初に設定した目標やストーリーに基づいて答えることです。最初のビジョンを思い出しながら話せば、大きくぶれることはありませんので、安心してください!

ただし、その場しのぎで話を作ったり、嘘を混ぜたりするのはNGです。経験豊富な面接官にはすぐ見抜かれてしまうので、正直かつ一貫性のある姿勢で臨みましょう!

いつも心に「ありがとうございます」

これでは、ここから先はもう自分自身で突き進むしかありません。
自分を信じて邁進してきましょう!

努力の結果をかみしめていきましょう。
あとのことは運と縁とタイミングです。

ちなみに、いかなる結果が来ようとあなたは圧倒的に成長しました。
合否にかかわらず、そのことは絶対に覚えておきましょう。

著者の大好きなフレームワークのひとつに
USJをV字回復させた森岡さんの結果と努力のマトリックスがあります。
あなたが「頑張れた」事実が大切なのです。

以下オリジナル動画です。

今回、圧倒的な成長のほかに、
運と縁とタイミングよく内定を獲得できましたら、
ぜひ次のnoteへお進みください。お待ちしていますね!

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