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#32 良い本と悪い本の見分け方。意識高い系はパッケージに騙され出版社のカモになる

嬉しいことですが、コロナで暇だったこの半年間で色々な本を読み、多様な知識をつけることが出来る様になりました。月額1000円で読み放題のAmazon kindle unlimitedで、貧乏学生の私でも手軽にそして安価に多くの本が読めるとても良い時代になり嬉しい限りです。まあそんな訳で自分にとってのコロナ期間は結構今まで本を読めなかった憂さを晴らす上でのボーナスタイムみたいなものの様に捉えてます。

この前用事があって八王子の方へ赴いた際に本屋さんに立ち寄って新たに1冊本を購入しました。
その時に気付いたことがあって、本を購入する前に今までは散々どの本を買うか30分位、ひどい時は一時間位悩んだ挙げ句何も買わないなんてことがあったわけですが、その時は、ものの15分位で買う本を決めて書店を後にしました。


あくまで体感の話ですが、多くの本を読んだせいか、良い本と悪い本の違いがパッケージを見ただけで何となくわかる様になってきたきがします。

という訳で、今回はそれについてお話していこうと思います。

主に気をつけた方が良いタイプの本は以下の2つです。

①誇張表現が使われている本(『~だけでOK』とか『世界一の~』といったもの)
②逆説をしきりに展開しようとするもの(ダイエット本は特にそういう類のものが多い)

・誇張表現が使われている本(当たり前のことをあたかも一部の限られたエリートの常識のような言い方をするもの)

やはり言葉は宣伝文句として使うのには非常に便利なツールです。
『一流のビジネスマンがやっている~』
『世界の権威が認めた~』こういった種類の本には勿論良いものもあるのですが、誰かが最初にこういう誇張表現をつかえば必ず誰かが食いつくだろうと考え、パッケージだけでモノ言わせる本も少なくない印象です(世界一とかは言ったモンがちで、どの出版社がいち早く世界一のネームを手に入れるかみたいな競争はあると思います)

一流のビジネスマンがやっているエビデンスは薄いにも関わらず、『全てのビジネスマンは必ず早起きをしている』という風に言う位ならまだ良いほうです(早起きが良いことなのは否定するまでもないですから)、一流のビジネスマンは脂っこいものは食わない方が良いとか、一流のビジネスマンは睡眠を大事にするとか、まともな親が子供に教育する時に言うような周知の事実をまるで最新科学から得た知見の様に声高に言う本は、内容が薄かったり、どこかから仕入れた知識の受け売りだったりします。

・逆説をしきりに展開しようとするもの(運が良かっただけなのにまるで全てに当てはまるかのように自身の経験を喧伝する)


これは有名な話なので知っている人はいるかもしれませんが、新しいダイエット本というのは信用するに値しない本が多いです。

何か特定の食品を食べ続けたり、抜き続けたりする或いは物凄く楽な方法で痩せられるなんて謳っているダイエット本は、目新しさを武器に手を変え品を変えダイエットに悩んでいる人にかってもらおうとしているだけのアウツな本が非常に多いです。

これは受験勉強の為の本でも同様に言えます。

たとえば『英語が全くわからなかった私が3ヶ月でTOEIC900点に』みたいな本は躊躇した方が良いです。なぜなら、それはその人の『体験談』であって、科学的に証明されたメソッドでもなければ、エビデンスレベルが1でしかないからです。
対象となる人数は多い方が説得力ありますし、そこで得た知見で全ての人に多かれ少なかれ効果があるち証明されて初めて有力なメソッドとなるわけです

言うまでもなく、人の得意不得意なんて千差万別、
英語なんていうのは特にその傾向が顕著に表れます(実際に言語に強い脳とかってあるみたいですからね)。物凄く英語が苦手で学習の過程で何らかの不都合が生じうる方の立場に立って、それでも効果がある可能性が見込める事実こそ、知るに値する知識と言えるでしょう。

とはいえ、自分の好きな有名人やスポーツ選手の話は、自分にとって効果があるかどうかはともかく興味があると思います。エッセイ感覚で読めるし満足感が得られるでしょう


少なくとも、自分と円縁のない赤の他人が話している成功談は盲信する前に一度『この著者のエビデンスレベルはいかほどか?』或いは『この人は一部の例外や少数の立場を無視していないか?』と考えてみることをおすすめします。

という訳で本を選ぶ上で気をつけた方が良い点を主に2つご紹介しました。このブログはのちに完成版を改めて作りたいな思います。

それでは、良い読書ライフをお過ごしくださいな!

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