ブログやweb記事の構成要素と構成例について【web記事・ブログの書き方をはじめからていねいに】
この記事では、ブログやweb記事の構成要素と構成例について解説をします。
ブログというと「思ったことを思いつくまま書く」と思われがちですが、それではただの日記と一緒です。
情報発信やレビューなど、誰かに読んでもらうことを前提にした記事の場合それではいけません。
人に読んでもらう上で大切なことは、
★情報が論理的に整理されていること(論理性)
★どこになんの情報が書かれているかすぐに分かること(アクセス性)
★必要な情報がきちんと書かれていること(網羅性)
この3つです。
これらが満たされていないと、読者にとっては「読んでいて不快」だったり「読む勝ちがない記事と判断する」ことにつながります。
論理性とアクセス性に関しては、記事を書く文章力よりも構成の方が重要です。
記事の本文を書き始める前に、記事の全体構造を作った時点で良否が決しているんです。
文章センスのある人であれば、無意識的にそれが構築できるので「人が読みやすい文章」を自然と書くことができます。
では苦手な人は不可能なのか、といえばそんなことは決してありません。
文章ですから、練習をすれば誰でもできるようになります。
今回の記事では、本文を書き始める前の段階として、記事ってそもそもどういう構成要素からなっていているのかについて解説をしていこうと思います。
この記事を読むことでブログ記事、web記事の基本的な構造を理解することができ、テンプレートを元に記事を執筆してみることができるようになります。
ネット記事の基本的な構成要素6つ
一般的なネット記事の構成要素は以下の6つです。
<H1>見出し
<H2>見出し
<H3>見出し
<目次>
<リード文>
<本文>
それぞれについて軽く解説をしてみます。
<H1>見出し
記事タイトルのことです
(例:○○を実践してみたレビュー)
<H2>見出し
記事の目次に出るような項目の見出しです
(例:○○のメリットについて)
<H3>見出し
H2見出しの中身を細分化する時に使います
(例:メリット①、メリット②…)
<目次>
<H2>見出しや<H3>見出しを抽出したリストです。
記事の発行者によって<H2>だけか、<H3>まで表示するか様々です。私のブログの場合<H3>まで出します。
<リード文>
目次の前に入る記事の冒頭にある導入文です。
その記事でなんの話をするのかわかりやすく要約して、読者が「この記事を読めば自分の疑問は解消されるかどうか」を示して本文へと誘導します。
<本文>
記事の内容に関する文章です。各見出しの内容について説明をします。
web記事というのは、基本的にはこの6つの構成要素を使って構成の流れが組まれています。
記事の階層構造について
記事の中の情報には階層性があります。
階層性があるということは、上位・下位があるということです。
<H1>見出しはその記事のタイトルなので、記事の最上位の階層になります。
それに続く階層がリード文と目次です。
これらが<H1>タイトルの下にきて、一番最初に読者の目に付く場所です。
ここの段階で、読者が"その先"を読むかどうかが決定されます。
目次のあとに、<H2>見出しの階層になります。
いよいよ記事の本文になります。
本文の内容の区切りごとに、<H2>見出しが区切られます。
それぞれの<H2>見出しの下には、その見出しに関する本文が書かれます。
作文的にいえば、<H2>見出しは「段落」ということもできます。
情報の区切りで<H2>見出しをつけることで、それらが目次となって記事冒頭にまとめられ、記事内の情報アクセス性を向上させます。
<H2>見出しの中で、情報を小分けにしたものが<H3>見出しです。
<H2>見出しの中に入れる情報が多い場合、それらをさらに小分けにすることでアクセス性を高めることができます。
<H3>見出しは乱用すると階層が複雑化するため、必要なときに使うにとどめ、むやみに使用するのはやめましょう。
このように、記事には階層構造があり、そのとおりに整理整頓されていると記事の論理性が高まり、「読みやすい記事」となるわけです。
レビュー記事の一般的な構成例 テンプレート・フォーマット
たとえば何かをレビューする系の記事であれば以下のような流れになります。
(「本文」に関しては最下層の情報のため、今回は見やすさ重視で省略します)
<H1>見出し(例:○○を実践してみた感想をレビュー)
<リード文> (実践してみようと思った理由や解決したい悩みを書く)
<目次> (以下の<H2>,<H3>見出しを箇条書きにします)
<H2>見出し1 (○○について。○○とは何か?説明をする)
<H2>見出し2 (実践の手順を書く)
<H2>見出し3 (実践の結果や感想を書く)
<H2>見出し4 (実践をするメリットとデメリットを書く。他の方法との対比でもOK)
<H3>見出し1 (ここで書きたい内容が複数ある場合にはH3見出しで小分けにする)
<H3>見出し2
<H3>見出し3
<H2>見出し5 (まとめ)
グーグル検索で上位に表示されるような記事も、だいたいこういう流れで書いている記事が多いです。ぜひ「◯◯ レビュー」などで調べてみましょう。
レビュー記事の基本構成を具体例で見てみる
例として私のブログ記事をいくつか参考に置いておきます。
今回紹介したようなオーソドックスな構成のレビュー記事だとこちら。
こちらの記事はちょっと情報量が多い記事ですが、見出しを目次で整理しているので、読者が欲しい情報だけアクセスできるようにしています。
基本の形を元に記事を書いてみよう
どんなにいい内容だとしても、読み手が読むのに苦労をしたり、不快な思いをさせたら記事として失格です。
文章を書くというのはセンスとはよく言いますが、それは小説家や詩を書く人の世界の話。
人に伝わる文章の書き方は、論理的で形が決まったものなので、練習次第で誰でも書けるようになります。
そのためには基本的なロジック(論理)を学んでひたすら練習あるのみです。
まずは、さきほど示した基本のフォーマットを元に書いてみると良いと思います。
よく使われる形式というのは、読みやすい形式ということ。
まずはありきたりな形で書いてみると、記事としての体裁が整いやすいかと思います。
とにもかくも書いてみないと経験値はたまりませんので、まずは書いてみましょう!
あなたの疑問を解消できたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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