100字物語『少年のさがしもの~リターン篇』#第68話
取り壊しが決まった洋館の前にセーラー服が佇む。湊さんだ。朔に気づく。好きだったのになぁ、とぽつり。朔はどきっとする。いつも見ていたのに。なんだ洋館のことか。なじんだ風景に落葉が舞う。追憶が胸をゆらす。
<登場人物>
朔:主人公・中学2年
蓮:幼なじみ
シロップ:朔の飼い猫
湊さん:同じクラスの女子
青山:クラスメイトの男子
朔の父:遠洋タンカー乗り
(to be continued)
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リターン篇は50話までと対になっています。
この話の表面(A面)は、こちら。
あわせてお楽しみください。
前話は、こちらから、どうぞ。
1話から50話までは、こちらから、どうぞ。
https://note.com/dekohorse/m/m355fc166d61f
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同じ『少年のさがしもの』をベースにした
橘鶫さんによる『鳥たちのさがしもの』も、
ぜひ、お楽しみください。
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