着物熱再燃
トンネルを抜けるとどうやら沼に落ちたようです。
着物と浴衣と私の時系列
小学生の頃、ジェニーちゃん(タカラトミーの女児向け昔の人形)に浴衣を着せるのが好きでした。
十二単の写真や漫画(「なんて素敵にジャパネスク」)を見て、大人になったら着るんだ、なんて余計なところでフラグを立ててしまっていました。
中学生の頃、祖母が浴衣を作ってくれました。
確か中学生〜高校生の頃、KIMONO姫という雑誌が出ていてそれを読んでは着物をモダンに着る妄想をしていました。
大学生になると、中学生の頃に祖母が作ってくれた浴衣を着てお祭りに行きました。
大正ロマンの浴衣
そして時は経ち、令和。
あるショッピングモールの催事展にて。
どうしようもなくかわいい大正ロマンといえなくもない浴衣があるじゃないですか!
少しくすんだような黄色と紫が入った浴衣はリサイクル品。
手にとって買うか迷った私は一旦戻しました。
私には若すぎない?
そう思って店内をウロウロ。
でもやっぱり気になるから鏡の前で合わせてみよう。
と思って、その大正ロマンの着物(※浴衣です)目指して歩いていたその時。
若い女性がその着物(浴衣です)を手にとって行かれました…
その後、その女性がお買い上げされたようで、売り場からはその着物(浴衣です)はなくなりました。
でも気になる帯は残っているの
気になる浴衣をモノにする機会を逃した私。
そこから去ればよかったのですが、見ている間に気になるリサイクル帯を発見してしまっていたのです。
オレンジ〜朱赤のような色の半幅帯です。たぶん袋帯。
気になった理由に心当たりがありました。
今はない祖母が作ってくれた。浴衣に合わせた帯に似ていたのです。
帯は、3,000円くらい。
UNIQLOをこよなく愛する私的にはちょっと高いけど買えなくない。というか、UNIQLOコラボアイテムと考えると安い。
よっしゃ。
買うか!
つられて欲しくなるものといえば?
帯を買おうと思うと浴衣本体も欲しくなります。
新作でステキなものもたくさんあったのですが、キラキラしていて若い女性向けのような気がします。
リサイクル品のほうがくすみがあってこなれた感じがして大人っぽいかもしれません。
いやいやいや一度冷静になれ
浴衣を買うということは周辺の機器もとい、小物も購入するということ。
下に着るものは適当にいくとして、問題は草履。
あと最近は帯締め帯留めをつけるようです。昔はなかったような気がするけど、かわいいからこの文化には乗っかりたい。
これらの小物、ネットショップで買おうとすると、
草履10,000円〜
帯締め(正絹)5,000円〜
帯留め5,000円〜
(すべて欲しいものにこだわってこの値段になりましたが、これより安いものもたくさんあります。)
そのほかにも、紐(ほしいやつは2,000円)、伊達締め(1,000円)、帯板(600円)もありません。
というわけで買うことにしました
今回は悩む時間が短かったぞ〜。
だって、子供の頃から好きだったものじゃない。
諦められません。
その浴衣催事場内で、気に入った半幅帯と浴衣(祖母がしたててくれたものに一番近かったやつ)を購入しました。
合わせて6,000円くらい。
リサイクル着物(浴衣です)、安い。
一応、においチェックとシミチェックはくまなく行いました。変態に見えただろうなあ…
小物はネットでポチりました。
実は浴衣や半幅帯には帯締めも帯留めもいらないようなのですが、最近ではつけるほうが流行ってるみたいなので乗っかることにしました。
心残りがひとつ
買う瞬間は頭になかったのですが、後で失敗したなあということがひとつ。
最近、浴衣を着物として着るのが流行っている(10年以上前は、浴衣に半襟を付けてあくまで浴衣としてきていたような気がする)そうなので、それにも乗っかろうと思っていました。
でも、私が買った浴衣って、まさにザ・浴衣って感じなんですよね。
どうみても部屋着のスウェットを外に着ていく感覚になりそうなタイプの浴衣です。夜とかよほどのおしゃれさんならいいけど、私には難易度が高い気がするんですよね。
それに気づいた後の私の行動は、ご想像通り。
ネットで着物を探しました。
見つけた着物はデニム生地。
伸縮性もあり、季節や年齢も問わないという謳い文句に心惹かれました。
浴衣や着物のルールに関しては何も知らないオバチャンなので、やっぱり季節とか年齢とかの感覚がないんですよね。
帯は、朱色買っちゃったし。
というわけで、この夏〜秋の昼間のお出かけはデニム着物、夜のお出かけは浴衣になりそうです。
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