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『おやすみ、東京』

ここに出てくる人はみんなそれぞれ夢を持っていた人たちの話。
夢や希望を持っていたものは、現実に打ち拉がれて、諦め、最後には周りの環境に染まっていく。
ただ、心のどこかにはまだ自分に期待をしていている自分がいる。その片鱗に触れた時にふと本当の自分を思い出す。
けれど、それは一時の微睡であるような。
深夜の東京に生きるそれぞれの人たちを描いたストーリーでした。


夜が好きです。
夜の暗闇に私も私の心も紛らわせることができるから。
だから、心の声は夜に出せることが多いような気がするのです。
心の声を聞いてないと私たちは自分自身を見失ってしまう。
他人の声よりも、自分自身の心の声に耳を傾ける方がよっぽど大事だったりするんです。
自分を大切に。

後悔ってうまくいく前提で云う言葉。夢や希望とおんなじなんだ。

会いたいからそのまま素直に会ってしまう人。会いたいけれど、いまは会わないでおこうと思う人。会ってはいけないと決めた人。もう二度と会えなくなってしまった人。

おやすみ、東京

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