水菜の種を取っていて思ったこと②
もしかして、自然交配によって味がおちるのでは?
ジェミニに聞いてみました。すごいものしりの友達ができた気分・・
野菜が自然で育てると退化するかどうかは、一概には言えません。
退化する可能性
品種改良による遺伝的多様性の減少: 長年に渡る品種改良によって、特定の病害虫抵抗性や収量性などに特化した品種が開発されています。しかし、こうした品種は、本来の遺伝的多様性を失っており、環境変化への適応力や病害虫に対する抵抗力が弱くなる可能性があります。
化学肥料や農薬への依存: 化学肥料や農薬に頼りすぎると、土壌の微生物バランスが崩れたり、害虫や雑草が抵抗力を獲得したりする可能性があります。結果的に、野菜本来の健全な成長が阻害され、退化につながる可能性があります。
退化しない可能性
自然の淘汰による強靭な個体の育成: 自然環境下では、病害虫や競争相手との厳しい生存競争を勝ち抜いた強靭な個体だけが生き残ることができます。こうした個体の子孫は、自然環境の変化にも適応しやすい遺伝子を受け継いでいる可能性が高く、退化しにくいと言えます。
多様な生物との共存による生態系の維持: 野菜は、土壌中の微生物や昆虫などの生物と共生関係を築きながら育っています。こうした生物との相互作用は、野菜の健全な成長を促進し、退化を防ぐ効果があります。
結論
野菜が自然で育てると退化するかどうかは、栽培方法や環境、品種などの様々な要因によって左右されます。一概に退化するとは言い切れませんが、自然の淘汰や生物との共存を通じて、強靭な個体が育まれる可能性も十分にあります。
参考情報
在来種を守るということ: https://media.nippon-donation.org/1146/
有機農業とは?地球と人に優しい農業のしくみ: https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/
生物多様性と農業の関係: https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/c_bd/pr/attach/pdf/pr-30.pdf