寄稿したマンガの話とアメリアとその周辺についての考察的な何か
学生時代ぶりに同人原稿を描きました。
時々思い出したようにネットにイラストなどをあげてはいたものの、紙媒体の同人作品の制作はおよそ十数年ぶりかな? ワオ、月日の流れて怖い。
なぜ同人活動をしなくなったのか、という話はさておき、今回は『ドクターフー』(以下DW)というイギリスのご長寿SFドラマの二次創作アンソロジー【Blue Boxes】への寄稿です。5P程度のマンガっぽい何かを描きました。
本稿は、古の同人誌よろしく寄稿した話の解説的なものと今回メインとして描いたアメリア・ポンド(エイミー・ポンド)についての私なりの考察となります。
Twitterで書いても良かったけど、流れてっちゃうからね、こっちで書きました。
オーディオドラマは聞いていないので(英語聞いてもわからん)、もし私が触れてないコンテンツでアメリアについての言及とかがあったらすまん。
アンソロを読まれた方、又はDW シーズン5以降を見られている方向けの記事をなりますのでその辺どうぞご了承ください。
アメリアから見たドクターの話
まず、S5 第1話『11番目の時間』で、アメリアがドクターを出会った時、ドクターを出会った後、ドクターについてどんな印象を持ち、そして待ち続けていたのか という話なんですが、アメリアは多分ピーターパン的な存在だと思っていたんじゃないのかなあと思ったところが今回の話を描くきっかけとなりました。…まあ、私が初見で「11代目って特にピーターパンみたいだな」って思っただけなんですけど。
大好きな故郷と親とも離れ(この辺の事情がよくわからないのだけど、今回はお母さんの記憶がある設定にしました)、自室の壁のヒビに怯え、更には7歳の子を家に置いて出かけるようなおばさんとの暮らしをしているアメリアです。アメリアはイギリスの子だし余計にそう思ったんじゃないかなって(ハイパー安易な考え)。
【惑星タイマー】というタイトルについて
学生時代大好きだった福耳の楽曲から拝借しました。
君だけを乗せ 君だけを乗せ
彗星みたいに冴えたスピードで
遥か遠くへ 遥か遠くへ
一緒になって惑星を探すよ
刻を止めて
オーロラを蹴って 太陽系をワープして
ちょうどいい感度で北極星素通りして
僕らはまだ希望すらそこにあるか知らない
ならば 創造したいなぁ
…なんか、ドクターっぽくないですか?11代目ドクター、こんなこと言ってそうじゃないですか?この辺の歌詞が、私の思い描くピーターパンと11代目ドクターのイメージに近いなあと思って。好きなアーティストの楽曲タイトルを作品名に拝借したいタイプのオタクですいません。
リヴァーについて
エイミーは妊娠発覚前、ドクターとの冒険がひと段落して、もしローリーとの子供が生まれたならば、ドクターとの出会いから冒険の話をしてあげよう なんてことを考えていたんじゃないのかな。リヴァーはメルスとして、友人という立場であったけど未来の母であるアメリア(エイミー)からドクターの話を聞いて育ったけど、本当はエイミーとローリーの子のメロディー・ポンドとしてドクターとの冒険の話を聞きたかったんじゃないかとも思ったわけです。
お互い(ローリーも含めて)親子であることを相互認識した世界で、「やってあげられなかったことをやってあげたい」「してほしかったことをしてほしい」があっても難しかったと思うんですよね、リヴァーの方がどうやったって見た目年上だし。ネタバレ解禁後、リヴァーが積極的に「パパ」「ママ」と呼ぶのは、失った親子としての時間を取り戻したい気持ちと、今まで築き上げてきた エイミーとローリーとリヴァー(メルス)それからドクター という関係性があるから、敢えてなんだろうなって。そんなわけで今回リヴァーにはエイミーに甘えてもらいました。
と、まあこんな感じです。
思ったより長くなってしまったので、この辺で。
最後に今回本当に久しぶりに同人原稿を描くきっかけを下さった主催様に御礼申し上げます。思い切って参加してよかった!本当にありがとうございました!
久しぶりに始める創作活動費用に充てさせていただきたいと思います。