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ビビッドナイト 高難易度魔女の迷宮攻略のヒント(アメリ編)

スタッフロールが流れる「魔女の迷宮」まではかなり接待してくれるゲームですが、そこから先へ進んでいくとそれまでとは打って変わって結構な骨太ゲームの顔を見せ始めるビビッドナイト。コツを掴まないうちに運ゲーと切り捨てられてしまうのはもったいないなと思ったのでちょっとしたヒント記事を書いて見ることにしました。発売してから毎日のようにアップデートがされているゲームなので、この記事に書いてあることが通用しなくなっていく可能性は十分にあります。また、この記事を読むことであなた自身の攻略、発見していく楽しみが奪われてしまう可能性があります。その点はご理解ください。(このnoteはVer1.1.18の時に書いたものです。)

2021/12/16他機種版が発売されたため追記
ゲームの最終調整前に執筆した記事のため情報やスクリーンショットに最新バージョンと異なる古いデータが混ざっていますが、この記事の方針で現状の最終ダンジョンである魔女の迷宮Ⅸもクリアできているのでアップデートにより通用しない、ということはなさそうです。

アンロックはしても大丈夫なの?

「沢山アンロックしたら、ユニットが重なりにくくなってしまった。これってゲームの難易度が上がるよね?」

なんて不安に思う方、思っている方もいるかも知れません。ローグライト要素のあるゲームなので運要素は確かにあるのですが、このゲームの高難易度ダンジョンは恐らくすべてのユニットが解禁された状態を前提に調整されています。

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(Ver1.1.18時点での最高難易度ダンジョン魔女の迷宮Ⅶは最低65個のアイテムをアンロックしないと入場できない)

ですので、仮に全てのアイテムをアンロックした状態であってもシステムをきちんと理解できていればそれなりの確率でクリアすることができます。戦略や遊びの幅も広がるので怖がらずに是非アンロックを進めましょう。


シンボルを集めよう

しかし、アンロックした結果ユニットが重ねにくくなるのは事実です。9凸の金星ユニットに頼っていると単純に「これはプレイヤーに不利な仕様だ。もっと快適に遊べるようになると思ってアンロックを進めていたのにこんな仕打ちをするなんて開発者はとんでもない意地悪だ!」…という印象になってしまうのもわかります。

でも、このゲームには3凸した銀星ユニットを手放してもそのユニットが所持していたシンボルは手元に残るという仕様があります。このシステムがキモなのです。

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わかりやすい例の説明として魔法攻撃に長けている特徴を持つユニット、銀星と金星のペリドットさんに来て頂きました。

金星ペリドットさんの攻撃力は銀星の時の58と比べて2倍の116。HPや守備力も高くてとても強そうです。いや実際強いんですけど。でもこの金星ペリドットさんを使うには銀星のペリドットさんに加え凸用に6人のペリドットさんが必要ですから、最低でも30キーン×6で180キーンが必要です。もちろんゴールドユニットともなると道中でそんなにポロポロ拾えないのでお店のリロールもたくさん行うことになります。かかる金額は相当なものになるでしょう。


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続いてこちら。パープルシンボルをお持ちの皆さん。アメリ編では5人います。いずれもブロンズとシルバーで、販売対象が絞られている流浪の商人を活用すれば集めやすいユニット。道端にも比較的ポロポロ落ちていますね。ではパープルシンボルの効果をよく見てみます。どうやら集めた数によって魔術というバフが付くようです。

魔術:値1につき与える魔法ダメージが1%増加する

つまり数字そのまま、Lv1であれば30%、Lv2であれば75%、Lv3であれば120%のダメージアップ。Lv3の発動にはシンボルが6つ必要なためアクセサリーにパープルシンボルが付いている必要がありますが、逆に言えばアクセサリーにシンボルが付いているなら、この5人を集めれば与える魔法ダメージが倍以上になる破格の効果が得られるわけですね。しかもPT全体に。であれば、銀星のペリドットさん1人を倍の攻撃力に強化するためにゴールドユニットのペリドットさんを追加で6人集めるよりも、ペリドットさんは銀星に留めておいてブロンズとシルバーのこの5人を銀星にした方が揃えやすいし、PT全体の底上げになるというのがなんとなくわかるでしょうか。

「5人集めるって言っても、3凸5人じゃ結局15人必要じゃないか!めちゃくちゃお金かかるよ!」…そのとおりです。15人×30キーンで450キーンもかかってしまいます。でも、銀星にしたユニットのシンボルはユニットを手放しても手元に残ります。売却した場合30キーン戻ってきますから、5人とも手放すという前提なら150キーン戻ってきて実質300キーンで済みますね。え?まだ高い?じゃあもう一度ユニットのステータスを見てみましょう。

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ユニットは1体につき2つシンボルを持っています。つまり…パープルシンボル5つだけの価値を数字にするなら、300キーンの半分、150キーンということになります。ついにペリドットさん6人分の180キーンを下回りました。実質150キーンでPT全体に180キーン分のバフ。ここまでくれば十分お得に感じられるんじゃないでしょうか?

アンロックしていない状態だとこのお得条件を満たせません。パープルシンボル持ちが5人もダンジョン内に登場しませんからね。このゲームのアンロックはユニットが重なりにくくなって一見プレイヤーが不利になったように感じますが、実はプレイヤーを強化してくれています。単に意地悪をしているわけではなく、色々なユニットをアンロックするまで遊んだことに対する報酬がしっかりと込められています。アンロックして増えた様々なシンボルを効率よく集めていくことができれば、単純にユニットを重ねていくよりお得に、効率よくPT全体が強化できるのです。


並び順を考えてみよう

シンボルの重要性はわかって頂けたと思うので、次は隊列のお話。ビビッドナイトには隊列の概念が存在し、前にいるキャラクターほど敵の攻撃を受けやすいです。

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例えばこの並びだと右から順にシリシアさん、ジルコンさん、ブロンさん…の順で攻撃のターゲットになりやすいと言えます。


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(よくPTの耐久底上げ要員として使われるであろうブロンさん)


画像の銀星ブロンさんのスキルの効果は自身と味方の前2体にガード20を付与するというもの。先の画像の配置であれば、スキルが発動すればシリシアさんとジルコンさん、そしてブロンさん自身の3体にガード20が付きます。一見バランスがよく、盤石なように感じますが…。

実はこれ、点数で言うと40点くらいの配置です。完璧ではありません。何故かと言うと、前の3人にバランスよくガード20が付与されても、一番敵の攻撃を喰らいやすいのは先頭にいるシリシアさんだからです。


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(HPも守備力もそれなりにあり、見た目に反して前に配置するのにそこそこ向いているシリシアさん)


こちらのブロンさんが自身含む前3体にバランスよくせっせとガードを積んでいる間、敵は積極的に先頭のシリシアさんを攻撃します。するとシリシアさんのガードが先に削れていき、最終的にはガードの供給が追いつかず倒れてしまうことでしょう。そうならないためにどうすればいいのか?

答えは簡単。ブロンさんを先頭にするだけでOK。するとスキルによって付与されるガードの配分がブロンさん40、シリシアさん20、ジルコンさん0になります。一番敵の攻撃を喰らいやすい先頭のガード付与量が厚くなり、またブロンさんの守備力はシリシアさんより高いので、よりダメージを抑えることができて倒れにくくなります。ブロンさんがいない時でもこの考え方は非常に重要で、基本的には防御力が高かったり自分の耐久力を補強できるようなスキルを持ったユニットを優先して前に配置することで、チーム全体の耐久性が上がります。意識してみましょう。

また、このゲームには特定の位置にいる味方を強化するタイプのサポートユニットがいます。

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(Ver1.1.10にて回復量のナーフを食らったものの尚強いリノさん)


秘技は行動時確定でスキルを使用する状態になるバフです。それを自分と先頭の味方に付与…いかにも悪いことができそうな気配がぷんぷんですね。PTの並び順を気にかけ、リノさんのような位置条件ユニットを使いこなせるようになるとできることがぐっと広がりゲームは一段と楽しくなるはずです。色々と試してみてください。


PTの最終形を想像してみよう

さて、アンロックしてお得にPTを強化できる下地が整ったはいいものの、高難易度になっていくにつれ迷宮内で貰えるお金は減っていきます。何も考えずに進めているとやはり思うように重ならずに苦戦してしまうかも知れません。そんなときは、PTが最終的にどのような形になるか、どういう形にできそうか?という方向性を意識してみましょう。重要なのはダンジョンの全体図です。

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(入場!)


どれどれ…見てみると4Fの報酬に強キャラと名高い王の盾ブロンさんがいるではないですか。先の隊列説明からずっと出突っ張りですねお疲れ様です。しかも11Fに盾シンボルを販売してくれるショップも見えていてブロンさんを重ねるのも期待できそう。これはもう耐久トゲPTで挑めと言われているようなもの。1枚目の背景に初期ピックの3体がうっすら見えていますが、トゲで挑むなら選ぶのはもちろん茶シンボル持ちです。王国弓兵さんを選択。

…というような感じで、ダンジョンに入った段階でPTの方向性をある程度決めることができます。完成形がある程度見えていれば不要なシンボルを持ったユニットを重ねないで済みますから、お金を無駄にしにくいですよね。ダンジョン攻略中でも左上の三アイコンから図鑑を開くことができるので、流浪の商人の販売対象が誰になっているかアイコンからピンと来なければそれも活用していきましょう。フィルター機能も付いているので探しやすいですよ。

序盤のコツは序盤で強いシンボルを理解し、効率よく集めることです。少ないシンボル数で火力貢献できるものや毎ターン絶対に効果が出る防御系のものなどがあると安定します。逆に、シンボルの効果量がシンボルの発動数に依存する緑シンボルや発動するまでに4つの同シンボルが必要な愚者シンボルなどはアクセサリーのシンボルが余程偏ったとかでない限り、基本的に序盤に取っても弱いシンボルであると言えます。

またお金の使い方も重要です。今回はありませんでしたが序盤の報酬で小槌が見えているなら、雑魚敵が強くなりはじめる4Fあたりまで大規模な買い物を控えれば恩恵を最大限に受けられますし、キーン増加穴イベントが3Fまでに引ければボスフロアまでにお金は戻ってくるので戦力を一気に整える準備ができます。これらのお金を増やせる要素を無駄にしないためにも低層でのリロールは4Fまでは極力控えたほうがいいでしょう。


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トゲ盾編成を一直線に目指したら5Fのボス前でこんなにしっかりしたPTが組めました。ボスの強力な単体攻撃対策に幻惑が付与できるジェムも用意し万全の状態です。(ボスがボムツリーだった場合この編成でも勝つのは難しかったかも…)ちなみにこの画面、ダンジョン突入時の1F~6F画面とボス戦時の画面をよく見るとわかるプレイングミスがあります。どこでしょう?

正解は…3F報酬に首飾りがあるのにアクセサリー枠が全部埋まっていないのがミスです。耳飾りが空欄ですね。1~3Fの強敵マスは攻撃ジェムさえ持っていれば突破は簡単ですし、マナの余裕もあるはずなので踏み得です。しかもアクセサリーの種類を選ぶことができます。この時は3F報酬に辿り着く前に強敵マスを突破しその報酬で何も考えずに首飾りを選んだのでボス戦まで耳飾りが空欄になってしまいました。強敵マスで耳飾りを選択していればこうはならなかったはずなので最低でもシンボル2つとアクセサリー効果1箇所分の損失です。大きい。この部分だけでもこのゲームが単純な運ゲーではなく、自分のスキルや選択がしっかり反映されるゲームであるとわかりますね。


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さあ5Fのボスを倒して宝物庫へ行くとこんな宝箱に遭遇。眩しい。ゴールドユニットのルベラさんが眩しい。その眩さに反射で手が伸びそうになる…。しかし待ってください。赤シンボルはトゲ盾構築にとって優先するほどのシンボルではありませんし、今回は終盤に赤や愚者シンボルを販売してくれる流浪の商人もいませんから、ルベラさんを重ねられる可能性はかなり低く愚者シンボルを効果発動段階まで育てられるかは怪しいことでしょう。ここではぐっと我慢して、終盤のボスの攻撃の対策に発動シンボル数に応じてHPの上がる緑シンボル育成を目指しスフェーンさんを取ります。中盤以降は今チームに足りていないものは何か、ここから何のシンボルやジェムを取ればボスを倒せるのかを見極め、ときにはゴールドユニットも無慈悲に見送りましょう。腕の見せどころです。


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(引きが強すぎる。)


無事綺麗なトゲ編成が完成してクリアできました。これだけだと結局ブロンや耐久編成が強いだけでは…?と思われてしまいそうなので魔女の迷宮7を突破した編成をもう一つご紹介。


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この回はフロア報酬にルベラさんが見えていたので早い段階で物理編成を目指しました。防御面やジェムがかなり貧弱ですが、緑シンボルのLv2を発動させ耐久の底上げをした上で、黒シンボルや月シンボル、愚者シンボルを沢山発動させて火力に寄った構成にすることで敵に倒される前に倒す編成を作成することができました。きちんと序盤から方針を考えてPTを組むことができれば、耐久編成以外でのクリアも十分可能です。


終わりに

私事ではありますが私はアンロックでアイテムが増えるタイプのローグライトに苦手意識がありました。というのも、今まで遊んできたその手のゲームは、ゲームの面白い部分に到達するためにアイテムの少ないつまらない部分を繰り返し遊ばされたり、後から後から新しいアイテムを追加していくので要素が解放されていない序盤の難易度が異様に高くて、解放されていくにつれ簡単になりプレイヤーのスキル介入度が薄れていくめちゃくちゃなレベルデザインだったりというものが多かったからです。

ビビッドナイトを遊び始めた当初もアンロック要素が見えて不安だったのですが、アイテム数が少ない段階でも十分面白かったですしレベルデザインが狂っているということもなく、ちゃんと調整されていればアンロックシステムが導入されていても面白いのだとアンロックシステムのあるローグライトに対する見方が変わりました。

私の中ではちょっとしたローグライト革命を起こしてくれた、そんなビビッドナイトに対して感動すら覚えたのですが、巷ではバランスが悪い、アンロックはしないほうがいい等の声を割と目にします。いやいや、確かにこのゲームは魔女の迷宮まででも1500円分の楽しい思いをさせてくれますけど、ちょっと気づけばもっと楽しいんですよ!もったいない。そんな想いで今回筆を取りました。本当はジェムのこととかも書こうかなと思ったのですがこの辺はまだアップデートで手が入っていきそうな予感がするので今回は保留。今回はということは次回がある?どうだろう…。たぶん、ないです。

長くなりましたがひとまずこれでおしまいです。拙い文章をここまで読んで頂きありがとうございました。このNoteを読んでくれたあなたが、ビビッドナイトという楽しいゲームをもっともっと楽しめますように!

履歴
2021/12/16:他機種版発売に伴った追記と記事内容の一部加筆修正

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