No.1:「欲望#0」記録（10/25実験部、中西）

10/25実験部の中で、「欲望#0」なる実験を行いました。
この日の事前リリースはこちら。

なお「実験」は、だいたい以下のような感じです。

・目的先行ではない（予測を裏打ちする行為ではない）
・むしろ考えてもわからないようなことは試す
・サービスではない（誰かを楽しませる為ではない）
・むしろ不快すら含む可能性はある
・関心から果敢に出発する

さて今回行った「欲望#0」は以下のような内容でした。

1, 3分間で「～したい」という形の欲望をのり付き付箋1枚にひとつ、なるべくたくさん書く。タイムアタック。
2, 3分間で「～したくない」という形の欲望をのり付き付箋1枚にひとつ、なるべくたくさん書く。タイムアタック。
3, やってみた感想をシェア。
4, つくった付箋をすべて自分の体に貼り付けて、お互いに見合う。
5, 実験提案者（中西）が「この欲望はあなたのものです」とみんなに言う。

注意事項：人には言いたくない欲望が浮かんだときは、無視せず、自分にだけわかるように印など付箋に書いて、思い出せるようにする。浮かんだ欲望の数だけ付箋が出来上がるようにする。

シェアされた感想は以下の通り。

⦿「～したい」について
　→　書きやすい。未来形で浮かぶ。普段から浮かぶ。欲望が思いつくのはこっちの形。
⦿「～したくない」について
　→　やらされたりやらざるを得なくなってはじめて書ける。やらなきゃいけないけどやらなきゃいけないタスクとか、やって嫌だった思い出とかを書いた。この形では浮かびにくい。別の形なら書けそう。「されたくない」とか。
⦿組み合わせて考えると
　→　やったことないけどやりたくないと感じることについては、本当はやりたいことなんじゃないかと疑ってしまう。ブラックエンジン（強迫）とホワイトエンジン（快）のバランスの話かも？
⦿体に欲望付箋を貼ってみると
　→　なんか嫌。貼るからレッテルみたい。改めて眺めると嫌。刻印される感じが嫌。提案者だからって（中西が）やっていないのはどうなんだ。

ちなみに、事前のざっくり予測はこんな感じでした。全部裏切られたので、実験してよかったということです。

・欲望は「～したくない」が書きやすい、「～したい」は手が止まる
・「～したくない」は長期的、「～したい」は短期的な欲望が出やすいという傾向がある

以上、メモ書き程度ですが記録。この「欲望」という話題は引き続き扱いたいと思っています。

次の実験「欲望＃1」はこちら