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ICUでせん妄に出会ったら

CAM-ICUを使ってせん妄を早期に見つけだすことが重要だってことはみなさんわかっていると思います。

だけど、その後どうしたらいいの?
管を抜かれないように抑制して、鎮静薬を投与して‥
もしくは低活動型せん妄ではケアを行う上で特に困ってませんという方もいるかもしれません。

せん妄は一種の臓器障害!急性腎障害や急性肝障害があったら色々原因検索や対応を考えますね?
それと同じで、せん妄を見つけたら適切な原因検索と対応を行うルーチン表を作りました!!


厄介者として一般病棟に出す前に!!

せん妄に出会ったら、必ず除外すべき誘因、原因一覧


B - 酸素

  • 低酸素血症: 血中の酸素が不足している。

  • 心拍出量低下: 脳に十分な血液が供給されていない。

  • 貧血: 血液中のヘモグロビンが不足し、酸素運搬能力が低下している。

R - 薬物

  • 抗コリン薬: 幻覚や混乱を引き起こすことがある。

  • ベンゾジアゼピン: 高齢者などで過剰に使われると、鎮静やせん妄を引き起こす可能性がある。

A - 環境

  • 照明: 照明が過剰または不足している。

  • 騒音: 高い音のレベルがストレスを与える。

  • 抑制: 身体的拘束が不安や混乱を引き起こす。

  • 家族の不在: 親しい人がいないことで混乱が増す。

  • 見知らぬ人: 知らない人がいることで不安が増す。

  • スケジュールの欠如: 日常のルーチンがなく、混乱が生じる。

I - 感染・炎症

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