AHA の蘇生アルゴリズムは頑張って覚えなくても大丈夫です!!
AHAの提唱する上記アルゴリズムを覚えるのは大変。
覚えてないならアルゴリズムを見ながらやるかというと複雑すぎて緊急時に見ながら使えるようなものではないですね!!
それに、
5または7とか、10または11ってどのように判断して進むの?って疑問に思う方もいるかもしれません。
これらの意図を汲み取って、もっとシンプルに覚えていきましょう。
三つの原則だけ覚えれば実は何も困りません。
具体的には
2分おきにモニターチェックしながら
①ショック適応リズムなら迷わず除細動してすぐに胸骨圧迫再開
②初回アドレナリン投与のタイミングはPEAやasystoleなら可能な限り早く、VfやVTなら2回目の除細動後(2回目以降は何も考えず4分おきに繰り返すように指示)
③抗不整脈薬は3回の除細動でも難治性の不整脈が適応
これだけです。
Vfに対して1回目の除細動後にすぐにアドレナリンを投与しない理由、除細動後にROSCしているかもしれないのにそのまま胸骨圧迫を継続する理由もこれを読めば理解していただけると思います。
ポイントは心筋エネルギー枯渇です。
本来ACLSで重要なのは完璧にアルゴリズムに沿った流れを実行することよりも、原因の鑑別や背景の把握や家族調整です。
ここに、頭や時間を使えるように基本事項はサクッとマスターしておきましょう。
以下にスライドまとめましたので参考にしてください。
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