自己肯定感①
私は自分のことをどう思っているのだろうか?
私は自分のことを好きなのだろうか?嫌いなのだろうか?
私は自分のことをどれだけ知っているのだろうか?
自分の知っている自分と皆が思っている自分はどれだけ違うのだろうか?
私の両親は共働きで父親は単身赴任、母は小学校の教諭だったので学童という学校が終わってから5時くらいまで学校の隣のプレハブで預かってくれる場所に行っていました。多分小学校1年~4年生くらいまでが30人くらいいたと思います。私は友達と遊べるのでそこが好きだったのですが、そこでの一番の思い出は楽しい思い出ではなく、「恥ずかしい」思い出です。
あれは小学校3年生くらいの時だったと思う。 学童ではおやつの時間があるのですが、通常は16時くらいにみんな一緒に食べます。その日はきっとおなかが空いていたので、とくに何も考えず15時くらいにそこで固まって食べていた友人たちの輪に入って一緒におやつをたべていました。すると一人の先生が、
「ヨコスカ君なんで食べてるの?」
私は何でそんなことを言われたのか全く分かりませんでした。周りのみんなが私を見ているのがわかります。ドキドキしてきました。さらに今まで一緒に食べていた友人たちも私のほうを見ています。 一緒に食べていた友人たちは今日用事があり早く帰るからおやつを食べていたのです。私はそれを知らずその友人たちと一緒に食べてしまっていたというわけです。
「ぼ、ぼくも、よ、よ、用事があるんです。担任の先生に机の中をきれいにしろと言われたんです。」
と、とっさに嘘をつきました。顔も耳も真っ赤だったと思います。 今でもこれを書いていて少し恥ずかしくなります。その後夕方の教室で何もすることなくぼんやりしていたのを覚えています。
小学校5年生の時、クラスで学級委員を選ぶというイベントがありました。そのイベントでは委員長1名、副委員長2名、書記2名を選ぶのです。私は委員長になりたくて、手をあげました。手を挙げたのは複数人いたので先生が、「みんな机に伏せて」といい 「委員長にふさわしいと思う人に手をあげて」といいました。 私も机に顔を付け、自分の名前が呼ばれたときに自分で手をあげました。残念ながら私は委員長にはなれず、他の子が委員長に選ばれました。 次は副委員長2名を選びます。私は懲りずに副委員長にも手をあげました。私は副委員長にもなれませんでした。最後に書記2名を選ぶときに私はまた手をあげました。先生は困った顔をしていました。机に顔を付けた時、私は怖くて怖くて泣きそうで、顔は真っ赤だったと思います。
残念ながら私は書記にもなれず、先生が書記補佐という新しい役職を作ってくれました。机から顔をあげられず、木の机と鉛筆の匂いを嗅ぎながら多分すこし泣いたと思います(笑)
小学校の全体としての思い出は楽しかったのですが、鮮烈に覚えてるのはこういった「恥ずかしい」思い出です。
今でもやはり「恥ずかしい」という気持ちは一番にあるのですが、それをカバーできるようになりました。しかし心構えができてないとこの「恥ずかしい」が出てきます。
失敗してはいけない、または失敗を受け入れられないという場所が私にとっては「安全ではない場所」(恥ずかしくなる可能性のある場所)となるので、他の人にとっても私のいる場所ではこの「安全ではない場所」にならないようにしていますが、まだまだ足りないところがあるのも事実。
自己肯定感はとても大事です。失敗した自分をも愛せること。自己肯定感には二つの方向性があり、他の人から肯定される外部からの肯定と自分の中から湧き上がる内部からの肯定があります。どちらにせよ、自分を肯定する気持ちがしっかりとなければ、他の人を健全に肯定はできませんし、ましてや自分がリーダー(リーダーが必要か否かという問題はまた後日)である場合は特にこの自己肯定感をあげていくことが重要になると思います。
そしてこの自己肯定感をあげるまず最初のステップが「自己認識」だと思っています。客観的に自分を見つめること。まずはここから始めたいと自分自身が思っています。
私が二つの自分の「恥ずかしいストーリー」をあえて開示したのは自己肯定感をあげるうえで私に必要だったことなのかなと思っています。まずは飲みながら信頼できる友人に話しました。そこでこの二つのストーリーを笑われ、そして自分が笑えたことが自分の自己肯定感を少し上げてるかな?と思っています。自己開示はちょっとづつでいいのだけど、勇気をもって一つ、飲みながらどうでしょう。
自己肯定感を高めるための自己確認はこの先もう少し考えてみたいと思います。
あなたは自分のことをどう思っているのだろうか?
あなたは自分のことを好きなのだろうか?嫌いなのだろうか?
あなたは自分のことをどれだけ知っているのだろうか?
あなたの知っている自分と皆が思っている自分はどれだけ違うのだろうか?
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