お客様と従業員という関係を辞める

非常に大事な事なんですが、お客様を迎える準備をしなければならないけど、お客様をお客様として迎えるのはどうだろう。と最近思っています。

または従業員として迎えてしまう自分を改める。と言ったほうが良いかもしれません。
もちろんその仕事でお金をもらっているわけですから、プロフェッショナルなわけで、プロフェッショナルな仕事をしなくてはならないですが、お仕事と割り切ってしまった時点で、お客様Aと従業員Bになってしまいます。

ちょっと前まではそれでもよかったかもしれませんが、少し前から価値観が変わってきたのを薄々感じていて、このコロナ禍でより一層拍車がかかったと思っています。

お客様には名前があり、スタッフにも名前がある。
お客様Aと従業員Bではなく名前と名前でお付き合いをしていかないと今後はなかなか難しい。
せっかく仲良くなってもそれが「仕事」でやっている「だけ」だとしたら、その関係性はとても希薄なものになってしまいます。

今までよりもう一歩踏み込んだお客様との「関係性」をこれからは重視しないといけません。

飲食店でもリピートが大事だ。リピート対策だ。と言いますが、お客様にとってその対策を打たれてうれしいのでしょうか?
対策を打たれて「釣れた」などと言われて、それがほんとの関係性でしょうか?そのようなお店に行きたいと思うのでしょうか?

うちの客層は若いの多いから、コロナ禍でも大丈夫とか、うちの客層は高齢者が多いから大変だ。とか。とか。とか。

お客様=物、お金

ではない。

そのような店に行きたいと思わない。

まずはお客様と従業員という自分の意識を変えるというのがこの時代を生き抜く飲食店のポイントな気がしています。

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