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BoFのテーマを募集するよ

BoFってのがあるらしい

行政デジタル改革共創会議(通称:デッカイギ)実行委員の村田&大岩です。

企画の公募も終わり、着々と準備が進んでいます。

2日間のスケジュールの詳細はまだ公開されていませんが、1日目の夜、交流会に続いて、同じ会場でBoF(ボフ)が開催されます。

BoFについては、先日の「こんな気持ちで参加したい&イミフ用語を解説!」の記事で、「BoFって何?」という項目で、以下のように解説されていました。

ボフ(Birds of a Feather、類は友を呼ぶ)とは、共通の興味関心を持つ人々が集まるグループや討議の場を指します。特定のテーマについての知識を深めたり、意見交換したりするのに活用され、定型的なフォーマット・構成があるわけではないのですが、カジュアルでありつつ、情報交換、議論、交流を実のあるものにするために開催されます。

今回はじめて参加される方は、正直、この説明だけを読んでも、実際にどういうものなのかピンとこないのではないかと思います。(村田も前回初めて参加しましたが、行ってみて初めて「こういうものだったんだ」と合点がいきました。)

前回のBoFのイメージを貼ってみます。写真をそのまま貼るのも憚られるなと思って、話題の生成AI(ChatGPT-4oに頑張ってもらいました)を使い線画にしてみましたが、何だかとっても楽しそうで、それでいて真剣な雰囲気が伝わるでしょうか?

 

BoFとは何か?

雰囲気が(きっと)伝わったところで、改めてBoFって何でしょうか。楽しく議論するだけなら、交流会でワイワイすれば十分なんじゃないでしょうか。

もしそんな疑問を持ったら、デッカイギの公式サイトを少し眺めてみてください。得も言われぬ雰囲気をかもしだす5人の「電創戦隊デッカイジャー」(村田は黒いヤツが好きです)のすぐ下に、こんなことが書いてあります。

集え!聴け!話せ!打ち明け打ち解けろ!
新時代の行政デジタル改革が、今、始まる……!

(引用:デッカイギWebサイト:https://www.dekaigi.org/

デッカイギは、講演やシンポジウムのように、立派な方から話を聞いて、「良い話だったなぁ」と満足して帰るイベントではありません。もしそれで帰ってしまう方が出てしまったら、『「今回のデッカイギは失敗!」と言われても致し方なし…!』。そんな思いで、実行委員は色々な仕掛けを考えていて、そのうちの一つが、このBoFになっています。

今回のデッカイギでは、セッション募集において、演者が一方的に喋る講義形式のコンテンツは募集せず、参加者が本当の意味で「参加」できるよう、「パネルディスカッション」と「ワークショップ/ハンズオン」に限定して募集しました。そして企画の審査でも、『参加者もセッション当日なんらかの形で関与できる工夫がなされているか』という項目を置いて、参加者が話を聞くだけの内容にならないよう、注意してきたつもりです。

ただ、それでも、セッションに参加するだけでは、「集え!聴け!話せ!打ち明け打ち解けろ!」は全部満たされるとは限りません。もしかしたら、こんな風になってしまうかもしれません。

「集え!」 ⇒ オッケー!

「聴け!」 ⇒ 完璧!

「話せ!」 ⇒ いや…ちょっと時間が足りなくて…

「打ち明け打ち解けろ!」 ⇒ め、名刺は交換したし…?

我々は、初対面で本音をさらけ出し、心の友になれるようなコミュ力お化けではありません。2日間あっても、セッションに参加するだけで「打ち明け打ち解けろ!」というのはちょっと無理があります。

そこで出てくるのがBoFなんです。

デッカイギに参加する人は、システム標準化で困り果てているのか、窓口改革が順調でちょっと自慢したいのか、一人情シスという名の何でも屋の立場に疲れているのか…、きっと言いたいこと、語りたいことが何かあるはずです。

そんな中で、興味のある特定のテーマで集まり、ちょっとお酒の力も借りつつ、職場にはいないかもしれない思い・志を同じくする人と、心ゆくまで語り合うことができる。終わる頃には、本音で相談できる仲間ができる。それがBoFであり、BoFを行う意味でもあります。

村田が前回参加したBoFのグループでも、「来週、この件についてメールしますね!」、そんな言葉が出ていたことが思い出されます。

ちなみに、初めて参加される方の中には、BoFとはいえ「組織内情をさらすのは良くないかな」とか「角が立つことを言うのは控えておこう」と思う方もいるかもしれせん。

それについては、先日の「こんな気持ちで参加したい&イミフ用語を解説!」の記事で、会場内での発言の取り扱いや行動についてお願いをしましたので、皆がそれを守って、初めての方も安心してBoFで率直な意見を交わしてくれたら嬉しいです。

会議内での発言の取り扱い
原則「チャタムハウスルール」で実施いたします。デッカイギで得た情報について、対外的に引用する場合は、発言者の所属や氏名を言及されないよう留意してください。
求められる行動
価値を認めましょう、敬意を払いましょう、意見を聞きましょう、対話しましょう、言動には責任を伴います。
容認できない行動
中傷的な言葉は容認しません、セクシュアルな言葉は容認しません、破壊的な言動は容認しません、それらを扇動する言動は容認しません。

BoFのテーマはどうやって決まるの?

「そうはいっても、自分の興味のあることがテーマになっているとは限らないじゃないか。」「システム標準化でもなく、窓口改革でもなく、DXですらなく、うちの**な上司を何とかする方法を知りたいんだよ…。」そんな思いもあるかもしれません。

心配は無用です。

BoFのテーマはすべて、参加者から募集して決定します。前回は会場の一部にテーマ募集の張り紙をして、話したいことを付箋で貼ってもらいました。そこで出た意見を集約して8つのテーマを決定し、それぞれグループを作って議論しました。

その結果が次の写真です。

今回のデッカイギでも同じように、会場の一部(今のところメインホールの後方)にテーマ募集の張り紙をするので、皆さま、ぜひともあらかじめ話したいテーマを考えていただき、1日目の早いうちに、それを貼っていってくれたら嬉しいです。

さらに今回は、事前にアイデアを出してもらえるよう、miroというサービスで、希望するテーマを募集することにしました。近日中に、Peatixの参加チケットをお持ちの方にmiroのURLを送るので、すでに議論したいテーマ(共創PFでちょっと盛り上がっていますよね)がある方は、どしどし書き込んでいってください。

miroで書いてもらったアイデアは、当日の張り紙にも、何らかの形で反映させて、当日初めて見る方も、miroで出ているテーマに乗っかったり、それを見ながら考えを膨らましたりできるような工夫をしようと考えています。

BoFに参加してね!

今回のBoFは、交流会と同じスペースにテーブルを用意して開催する予定です。(交流会の会場がとんでもなく広いので、交流会エリアとBoFエリアに分けて、交流会とBoFを行き来しながら、またテーマの違うBoFを渡り歩きながら、参加できるようなイメージです)

ここまで書いてきたように、BoFはデッカイギをデッカイギたらしめる要の一つです。

交流会のお酒と美味しいご飯で満足して帰ってしまうことなく、ぜひBoFに参加して、「集え!聴け!話せ!打ち明け打ち解けろ!」をコンプリートしていってくださいね。