「すずめの戸締まり展」と映画のふり返り
続きです。
やっと入場できました。
中は映画の世界です。
映像と切り取った場面の画像と、そしてたくさんのコマの絵(何というか知らないんです)がありました。
いくつかの場面では思い出して、また泣きそうでした。
新海監督はVコンテを作るそうです。動くコンテ。
実写なら絵コンテ。実際の仕上がりのイメージの元となるもののようです。
戸締まり展で思ったこと
それで今回思ったこと。
その1。どんなイメージでどんな仕上がりになるのか、それはすべて新海監督の頭の中にあるんだろうなと思いました。「イメージは監督の頭の中にある」
その2。映画のめざすところに向かって、構想から具現化するたくさんのスタッフ。
作画監督、美術監督、助監督、CG監督、撮影監督・・・
妥協のない仕事の数々。
アニメーションって、本当に途方もない工程からで来ているんだなと思いました。
エンディングロールにも、パンフレットの後ろにも、この映画に関わった人たちの名前が載りますが、そりゃあたくさんの人たちでした。
こんなふうにアニメーションはできているんだと、改めて思いました。
内容についても、少し書いてみます。前回以外で。(ネタあり)
①私が一番グッときたところ。
それは最後の方で、すずめが4歳のすずめに話しかける場面です。
「大丈夫だよ」って。
すずめは4歳のころに置いてきたものを、
閉じていたドアを開けて見つけ、
それを抱きしめることができたんだね。
展示でも、ステキなディスプレイになっていました。
②「扉」の設定がすばらしいなと思いました。
扉のこっちと向こう側。異世界への出入り口。児童文学の世界だ。
③最初と最後の、海が見える風景がきれい。
④音楽が良かった。
主題歌は「すずめ feat.十明」と「カナタハルカ」
十明さんのうた声。吐息か。ため息か。
という感じ。心が震えます。
音楽はRADWIMPSです。この2曲を作詞作曲した野田洋二郎氏。
その詞の世界にやられました。
詩人じゃないでしょうか。
新海監督の他の映画も見てみたいと思いました。
ジブリの映画も。
アニメーションの素晴らしさにも触れることができて、
戸締まり展も行って良かったなと思いました。
そうそう、グッズも買ってしまいました。
ダイジングッズは買わなかったよ。映画でずっと「憎たらしい」と思っていたから。
でも単なる意地悪じゃなかった?
・・・まだまだ余韻にひたっています。