8月15日の新聞より~遺言
昨日は終戦記念日。
新聞でも、テレビでも特集はやっていた。
テレビでは、沖縄戦で、壕の中で我が子に手をかけてしまった母の証言が衝撃だった。話には聞いていたが、映像として、語っておられるのを見たのが初めてだったから。
徹子の部屋では、94歳の被爆経験者の方が、しっかり語っておられた。
夜には NHKでも、特集を放送していた。工場に動員されていた女学生が日記を書いていた。服装は、ワンピースとか気を遣ってきれいにしていた、と。どんなときにでも、「自分」は「自分」でいたいのだ。
それらの番組も、見る気にならないと、あっというまに過ぎ去っていってしまう。
2024年8月15日
朝日新聞の天声人語。
(概要)
森繁久弥は戦争中に、極秘で特攻隊員の遺言を録音する仕事をしていたそうだ。
ある若者がマイクに向かう。長い沈黙のあと、
「おとうさん。弟と三人で一緒にドジョウを捕りに行ったことで頭がいっぱいです」
「いま最後に、そんなことしか頭に浮んでこないなんて・・・」
そして、「何だかもの凄く怖いんです」と言った。
「あの戦争で、多くの人が死んだ」
(概要・引用終わり)
この問いは、まさに誰もが思う。
なぜ死ななければならなかったのか。
答えはわかっている。戦争だったから。
だからつらい。
避けられなかったのか?誰のせい?何のため?
言葉にして言えるのか。
自分にはまだ解っていないことが多すぎる。
特攻隊員の話は、胸にせまった。
NHKの特集で、特攻で亡くなったのは、およそ6000人と言っていた。
できること。
知ること。思うこと。考えること。書くこと。