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新聞記事に物語を見る

私が新聞を読むのが好きなのは、記事に物語があるから。事実を伝えるニュースの、その裏にある物語に惹かれます。そして、取材して記事を書く記者を尊敬します。

スポーツはドラマが多いですよね。先日の新聞、スポーツ欄に「へー!そうなんだ」という記事があったので、紹介したいと思います。本当に簡単に。(いつも長い)

朝日新聞2023年11月8日(水) 朝刊 スポーツ欄「自由自在」
見出しは、

「バケモン」一撃 才木の飛躍

バケモンとは、大谷翔平選手のこと。阪神タイガースの才木浩人投手は、今年3月、WBCの日本代表と阪神との強化試合で大谷選手と対峙した。

才木投手が自信を持って投げたフォークを、大谷選手は左膝をつきながら最後は右手一本で振り抜いた。打球はバックスクリーンへ。

才木投手は「マジで悔しい」「ベストボール。普通だったら絶対三振」そこから悔しさと自信を胸にフォークの改良に取り組んだ。「大谷さんだから打たれたのはしょうがない、では成長がない」と。今季は自己最多の8勝。

という記事。

記事を書いた山口史朗記者は、「飛躍のきっかけの一つは、間違いなく大谷との対戦だろう」と書いています。そして「才木が阪神のエースになり、次回のWBCで大谷とともに日本代表になる、そんな物語を想像している」と締めています。

あまりにドラマを強調し過ぎるのも、感動をあおるのもどうかと思うのですが、見る目が違ったり、新たな楽しみが増えます。

今日はスポーツの話題でしたが、新聞全体に人間の物語があると思います。そして、記事を書くのは記者なので、記者の視点や専門性、熱意を感じる記事があるとすごいなあと思います。

新聞は、記者でできている。

世の中は、物語でできている。


*画像はお借りしました。近鉄バッファローズ太田幸司投手。バッファローズの名称が今も残っているのは嬉しい。






※ここから雑談

かなり前のnoteを読んで下さる方がいて、私も見直してみました。
その前はブログ。文章を書き出したのはもっと前。文章がうまくなっている気がしない!前の方が素直に書いていたような気がする。ま、昇り下りはある。書き続けよう。

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