箱根ひとり旅~晩ご飯はどうするの?
彫刻の森駅から、ひと駅登山電車に乗って、強羅駅で降ります。温泉まちの雰囲気のある駅前でした。
今夜の宿は、強羅駅から近いということで、次は強羅公園に行くことにしました。今度はケーブルカーです。傾斜を登っていきます。
強羅駅の次が「強羅公園下(しも)」です。その次が「強羅公園上(かみ)」
どちらが公園に近いか、駅員さんに聞いてみました。
「どちらでも良いのですが、お年の方や足の悪い方は、「上」で降りて、上から行かれることをお勧めしています」
公園は傾斜地に作られているのです。
なんで、私が年を取っているとわかったのでしょうか?
そこがちょっと引っかかりましたが(わかるって)、お勧めに従って「強羅公園上」で降ります。公園入り口を探していると、一緒に降りた親子さんらしい二人組に声をかけられました。
「入り口はどこでしょう」
「私もそれを探しているんです」
道行く人に聞いて、入り口に着きました。まあ、駅から50mくらいで、看板も出てはいたのですが、親子連れの年配の方(私と同じくらい)は、チケット売り場の方に、「探し回った。わかりやすく書いてほしい」と言っておられました。こういうことを言ってしまいがちなのが、私たちの年代かも。
強羅公園
強羅公園は、大正3年の開園です。日本初のフランス式庭園。左右対称に作られています。先ほどの方が、「バラがきれいと聞いて来た」と言われていましたが、そのとおりで、さまざまな薔薇が見頃でした。
花々や噴水のある場所も素敵です。陶芸やトンボ玉、ガラス工房など、クラフトハウスも楽しそうです。良いところでした。
送迎バスは来るのか
そうして、今度は「強羅公園下」から「強羅駅」に戻ってきました。そろそろ宿に行きましょう。
駅前から無料送迎バスが出ているはず。いくつかのホテルが共同でバスを出しているようです。バス停が二つある。目の前で、それらしきバスが行きました。「あ、あれだ!」
でも、それに乗らなくて良かったのです。コインロッカーからまだ荷物を出していなかったから。危うくやってしまうところでした。
でも、その次が来ません。心配になり、看板に書いてあった電話番号にかけてみましたが、呼び出し音だけでかかりません。なぜだ?3回もかけた。予約表には「81」が付いていて、外国人用と思ったけど、それにもかけたけど同じです。他に待っている人はいません。
最終が午後4時40分と書いてあるから大丈夫、と思って待っていたら、やっとバスが来てくれました。
そして、この時、一抹の不安が・・・。
夕食が予約できていなかったのです。コンビニがある?予約なしでも食べられる?ま、行ってみよう。一緒に乗った若者が手に持っている袋には、食料らしきものが見えたのだけど。
程なくして到着です。フロントの人に、電話が通じなかったと伝えました。でも、「そうですか」とあっけなく、ちっとも同情してくれないんです。「私が電話番号を間違えたんですよね」と引き下がります。(きっと、そう)
夕食も「レストランは3日前までの予約が必要です」
はあ(ため息)やっぱり。
コンビニなんかあるはずがありません。箱根の山、大自然の中にあるのですから、反対にそんなものがあったら台無しです。
この下には「ユネッサンス」という温泉施設があり、遊歩道で5分程度、そこのレストランなら、とチラシもくれましたが、疲れた足ではもう出たくありません。
調べていない私が悪いのですが、フロントの人の、全然親切みのない対応に、(そうや、電話が繋がれば聞けたのだ)と少し憤慨しながらエレベーターに乗ろうとして、ふと売店を見ると、カップラーメンがあるではありませんか。
これだ!これでいい。
250円もして、ぼったくりのカップヌードルですが、ありがたや、ありがたや。
それにお菓子を二種類とで、晩ご飯となりました。
あれーー。「小田原うめ」が写っている!(写したんでしょうが)
クラフトチューハイ。
そうなんです。最近、旅先の一杯が楽しみで・・・。
実はこのホテル、格安で取れたのです。4人くらい泊まれる部屋で、ゆっくりさせていただきました。文句は言いませんとも。
長くなりました。
旅は続きます。