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私の出会った「折々の言葉」
昨日の新聞ですが。
「私の折々の言葉」
社会に対して、自分を表現するための大切なツールが、
僕にとっての演劇だった」
春の叙勲(演劇)を受ける俳優の風間杜夫さんの言葉。
「鎌田行進曲」の主演が俳優人生の転機に。
実は「人前で自分をうまく表現できないタイプ」とのことですが、
「役」を借りればそこに自分の本質を塗り込むことができるそうです。
【私】
風間杜夫さんは、遙か昔、朝ドラに出ておられました。
今、調べたら、「雲のじゅうたん」です。たぶん。
その時に、風間さんを初めて見て、胸がキュン!
そう、ときめいたのです。
そんな思い出。それが言いたかった。
ふたつ目
「海が変わるなら、考え方を変えていくしかない」
岩手県宮古市の重茂地区の漁師の言葉
重茂地区はワカメ漁が盛んだ。
東日本大震災の津波で船や漁具を失う。
陸に上がることも考えたが、
漁協主導の復旧が早く、どこの地区より早く再開する。
息子が大きくなる頃、この豊かな海は残されているだろうか。
気がかりだが、悲観はしていない。
天の恵みに感謝し、不測の事態に備えていく。
見出しを紹介します
「俺も息子も 海と一緒に変わっていこう」
【私】
漁師にとっての海、農業にとっての田畑。
それはなりわいの場であるけど、
生きていく上での精神的な土台にもなっていると思います。
昔から引き継がれてきた変わらないものと、
新しく変わっていくもの、変えていくべきものがあるのでしょう。
小学生くらいのの息子さんと一緒にワカメをゆでている写真。
二人とも笑顔で、息子に対する親の思いと、父親に対する尊敬が感じられました。「大きくなったらお父さんの跡を継ぐ!」と言っているような笑顔です。
東日本大震災を訪ねる旅で
私はバスのガイドさんに聞いてみたことがあります。
「漁師の人たちは、そんな被害を出した海を恨んだりしていないのでしょうか」
ガイドさんの答えは、
「でも、それしかない。
海で生活していかないといけないのだと思います」
太平洋の海は濃い青色をしていました。