西江寺で山頭火に会う~終点
今年は辰年。手水舎は辰、龍のところが多いですね。
滝道から西江寺までは、結構な登り道でした。ということは、先に西江寺にお参りしたら、反対に急坂を下りないといけないところでした。下りに弱い私。この順番でよかったよかった。
西江寺は、ひっそりと静かなたたずまいを見せていました。お参りに来られていたのは、もう一人だけでした。でも、なかなか興味深いものがありました。
本堂 大聖歓喜天(たいしょうかんきてん)
途中に、修行所への道というのがありました。滝に打たれて修行したのですね。
そして、この木です。対談石。
二股になっています。見るからに神聖です。HPから引用してみます。
抱き合っているのか。なるほど。
境内には、蟲塚(むしづか)花塚の他、句碑もたくさんありました。そして、その一つが、これ!
私の好きな種田山頭火ではないですか。まあ、めずらしいところでお会いしましたね。
「みんな洋服で 私一人が法衣で 雪がふるふる」
この句の「洋服」という言葉が何だか現代的でおもしろいなと思いました。
10月には「天狗祭り」が行なわれるとのこと。最初に行った萩の寺も俳句の寺でしたが、ここでも秋に、茶会、花会、川柳会など風雅な一日を過ごすとのことです。
お寺って、地域に根ざしたそういう場所なんですね。
ろう梅が咲いていました。
これで、7ヶ所すべてを回りました!終点です。
この日は最後の方はかなり限界に近かったのですが、何とか歩き通し、駅にゴールイン。帰りに最寄り駅で、今回の報償品をお受けしました。
思っていたより、かなり大きいものでした。七福神がちゃんと乗っておられます。今年なにか良いことあるかな。皆様にも福がありますように。