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念願の天神祭

 死ぬまでに行ないたいことのリストの話って誰がしていたのか。
私の場合、リストを作ってはいませんが、必ずリストに入れたかったのが「天神祭に行く」というものでした。

 大川を進んでいく船渡御の写真をみて、「行ってみたいなあ」とずっと思っていました。今年は復活し、時間もあるし、チャンス!思い切って行ってきました。

 天神祭は平安中期から、千年以上の歴史があるそうです。

 大阪天満宮で降りて、まずは天満宮にお参り。
ちょうどご神体が、お宮を出るところでした。神輿みたいなもの。あれと思う。一般の参拝客からはほとんどみえませんでしたが。
 「ミス天神祭」や「準ミス天神祭」の方々もおられ、テレビ中継もありました。
「御迎え人形」というのがありました。そこに置いてあった資料によると、元禄期に、氏子たちが船渡御を奉迎するためのお迎え船を整え、そこに豪華絢爛の御迎え人形を飾ったとのことです。

 浄瑠璃や歌舞伎の登場人物をモデルにしているとのことで、そこにおられたのは、「与勘平」「佐々木高綱実は真田幸村」「胡蝶舞」の三体でした。どれも色合いなどりっぱな風貌を残していました。こういうのを見られるのは良いですね。

胡蝶舞
与勘平と佐々木高綱実は真田幸村

 露店で買った「箸巻き」を食べて、次は大川に向かいます。天神祭のパンフレットの地図を見ると、ちょっと距離はありそうでしたが、頑張って歩いていきます。

 桜ノ宮橋に着きました。警備の人が「立ち止まらないでください!」と何度も叫んでいます。ここからだと船渡御がよく見えそうですが、そのまま進みます。
 橋を渡り、階段を降りて公園に入ります。そこは、もうすでに人でいっぱい。フェンスで囲まれた観覧席は良さそうです。椅子ももあるし、お弁当付きの席もあるらしい。
 そのフェンスの前も立ち止まり禁止です。どこに行けと言うんだ?


 生け垣の隅に座るところを見つけて、一休みしました。
そうしているうちに船が行き始めます。立ち上がると、人の隙間から見ることができました。
 テレビ中継しているから、アナウンスがうるさいんだ。

 いや、失礼しました。この中継を楽しみにしている人もいますよね。
 
 私、船は川の上流に向かってどうやって進むのだろうと心配していました。下流に向かうのは流れていけば良いだろうけど、なんて。
 私がアサハカでした。ちゃんとエンジンがついていました。船は長ーいのです。ある大学のフロート(というのが合っている)は200mあると言っていました。後で資料を見たら、100隻くらい出ていたそうです。


 そして、肝心の「ご神体を載せた船」がやってきました。船の先頭にはかがり火が燃えています。アナウンサーの方も、「ここは静かに見守ります」と言っていました。ちょっと雰囲気が違いました。

 これが見られたので、私は満足でした。
次は花火です。2ヶ所から上がり始めました。左はスターマイン、右は打ち上げ花火。交互に上がります。

 これをみなさんは待っていました。歓声が上がります。

 その時いたところが花火が少し見えにくかったのです。
そこで私は考えました。
「花火を見ながら帰ろう」


 それが間違いだったのです。
それは次回のココロだー。


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