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近藤等則さんの絵本を見つけた

私はエレファントカシマシが好きです。

いきなり、声高く言いました。
以前、沼落ちしたときには、恥ずかしくもなく「語り尽くす」なんて投稿したこともあります。
今は、ちょっと押さえている。(そう?)

しかし、今日はある報告をしたいので書いています。
この前、大きな図書館で、読み聞かせに使う絵本を探していたら、
「近藤等則」という名前を見つけたのです。
近藤等則?あの近藤等則さんの?まさか。

そう思いました。
でも、手に取って、絵本を開いたら、トランペットを吹く少年の絵が。

ああ、近藤さんだ。
エレファントカシマシが好きな人なら、誰でも知っている。
1994年「東京の空」というアルバムで、表題の「東京の空」という曲で、トランペットを吹いている。12分37秒の大曲だ。もちろん、このアルバムは持っている。

その年の日比谷野音エレカシのコンサートでも吹いてくれて、伝説になっています。この前、そのYouTube見ました。

2022年の野音でこの曲を演奏したとき、ファンはみんな、今はいない近藤さんを想った。私の中でも、憧れの人です。

そして、今回、私は近藤さんについて何も知らないということに気がつきました。改めて調べてみると、なんとまあ、いろいろな活動をされているとわかりました。

出身は愛媛県。中学の時、吹奏楽部でトランペットを吹き始めます。中学では、生徒会長もされています。ほー。

京都大学出身。ほー。
在学中からジャズトランペッターとして活躍。

多くの著名なアーティストとセッションを重ね、ノイズ、アンビエント、トランス等のエレクトリックサウンド手法を取り入れたオリジナリティ溢れる演奏は、国外でも高く評価されている。

80年代に結成したIMAバンドで一世を風靡し、1993年(平成5年)にはアムステルダムへ拠点を移し、東京とアムステルダムを行き来しながら「地球を吹く」プロジェクトに取り組む。その後IMAバンドを再結成・・・

洋画家の智内兄助とは中学高校の同級生であり友人。2人で絵本なども出版している。(Wikipediaより抜粋)


これだ。二人の絵本ができたというわけですね。

絵本は、とても楽しいです。「ぼくの音」をオノマトペで表現しています。
 お腹の中で中で聞いた音、海の音・・・。オノマトペというか、音楽家ならではの表現で、オリジナルもあってリズミカルで場面に合っていて、とても楽しい。
きっと近藤さんの子どもの頃の体験ですね。お祭り、自転車・・・。
生まれてきたの、弟で良かったね。

大型絵本。絵がとても素敵です。日本的だなと思いました。智内さん、素晴らしい。少年の表情が良いです。
自分で持っていたい。でも、きっと絶版じゃないかな。

2020年、近藤さんは突然亡くなります。享年71歳。翌日にはライブも予定されていました。

「地球を吹く」プロジェクト。
地球のあちこちの大自然のなかで、吹いたそうです。その映像も見ました。細い身体を折り曲げるように、のけぞるように魂で吹く近藤さん。

日比谷野音の映像も同じでした。

自分の音楽を追求し続けた人だと思います。宮本さんがいっしょにやりたいとオファーした(たぶん)理由が分かる気がします。

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