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森山良子の挑戦
朝日新聞 2025年2月6日(木)夕刊より。
歌手の森山良子が「ジャズ」のアルバムを出した。
『Life Is Beautiful』
小さい頃からジャズに憧れていた。
(今作をプロデュースしたのは大江千里。渡米してジャズを学び、今も米国在住のシンガーソングライター)
森山良子は、ジャズのために、2023年から2024年にかけて4回渡米。3人の先生の元に通う。今までの発声法は、声帯も身体も使った重厚感のある発声法。それを変えるのは簡単ではなかった。
そうして体得した新しい歌い方は声帯の筋肉を痛めない。それを覚えたことが、「これから歌を歌っていく面でも嬉しかった」(記事より要約)
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歌手生活、確か50年は過ぎています。毎年コンサートを開いていて、私も何回か、行ったことがあります。まず声が素晴らしい。澄み切っているけど、声量があって深みがあって、めちゃくちゃ歌がうまい。人柄が表われているトークも面白い。
開演前と終演後に会場に流れる、注意をうながす案内は、本人が言っている。ユーモアにあふれていて、楽しい。さすが!
そうして、ジャズ修業が若い頃からの夢だったそうで、それを2023年ということは、今が77歳だから、75歳で始めてしまう、という挑戦。凄いなあと思いました。
やりたい事をするのに、年齢は関係ない。昔、仕事で出会った方は画家で、60歳を過ぎてから、パリに絵を描きに行っています。そんな年月のことを「自分の年なんか、忘れていた」と話されていました。
70歳から始めたパッチワークを極め、ベッドカバー等たくさんの素敵な作品を作った方もいます。
この頃、自分の老いを感じてがっかりすることが多いので、同年代の頑張りに励まされます。全然年を取らない人がいます。私はどうしても衰えを感じる。でも、それなりに、やりたいことをやっていこうと思っています。
ペットボトルを出し忘れても、ま、いいか。
勉強と文章、頑張ろう!行きたいとこ、行こう!
母を亡くしたすぐあとのコンサートで聴いて、泣きました。