万博公園を遊び尽くす
【すみません、3連投します。終わりまでいきます】
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さて、次の日。
なんと、膝は回復していたのです。それほどダメージは残っていませんでした。やった。アイシングが効いたか。
そうなったら、気になるのが、万博公園で昨日案内をもらった「日本工芸展」お祭り広場でやっていました。
前の日にチラシをもらったときに、「これ、面白そうだなあ」と思ったのです。でも、コスモスとみんぱくが先約で、やむなく通り過ぎたのです。
「あれ、面白そうだよなあ。行きたいなあ」私の中のワクワクがだんだんと大きくなっていきます。
時間はある。予定はない。天気は良い。夫はいない(これは関係ない)2日続けて行っていいのか。誰にも文句は言われないはず。そして足もなんとか大丈夫。
行きたい
行くやろ
行くしかなーい
行きました。
今日はすぐ帰ろう。朝はそう思っていました。
大阪プロレス
会場に着いて、威勢のいいマイクの音が聞こえてきます。そうだ、工芸展のステージで、今日は大阪プロレスがあると言っていた。
実は大阪プロレスを応援しています。これは偶然。急いで工芸展の入場料500円を払って入ります。ステージでは第2試合が始まりました。リンクではなく、マットなので、大丈夫かと心配になります。
大阪プロレスはエンタテイメントです。笑えます。でももちろん真剣です。場外乱闘になりました。目の前でした。
そのあとはちびっ子プロレス教室。会場に呼びかけて10人くらいの子どもたちがステージに上がります。タイガーマスクの指導ぶりがおもしろかったです。ちゃんと子どもに声かけて、笑いも取って。さすが子どもにやさしい大阪プロレスです。
全国から伝統の技
「日本工芸産地博覧会」
ブースがたくさんありました。鉄の鍋、ガラス、提灯、沖縄の紅型、陶器、和竿(鮎釣りの竿、8m!)など、全国から伝統を守ってきた技と作品が集まっていました。全部にワークショップがあり、体験ができます。
私が気になったのは、手染めの手ぬぐいと、和ろうそくと、シュロの亀の子たわしと、和紙でできた、絵本「てんぐちゃんとだるまちゃん」のうちわと起き上がりこぼし。作者のかこさとしさん公認とのこと。
そう、買ってしまいました。昨日、ロハスフェスタでは一個も買わなかったのに。こういうのは気になると通り過ぎることができない。伝統の技に貢献しよう。(と言い訳をする)
たたらの実演
今回の目玉だったと思うのですが、鉄をつくる昔の方法、「たたら製鉄」の実演がありました。これがすごかった。
炉を作り、砂鉄と炭を燃やし続け、鉄の原型、鉧(けら)を作るというもの。たたらはジブリ映画「もののけ姫」に出てきます。起源は古墳時代。島根県奥出雲で、ずっと行なわれてきたとのことです。
近代製鉄が始まり、たたら製鉄は行なわれなくなりました。それを復活させて、イベントや体験もしてもらっているそうです。
本来は三日三晩燃やすそうなのですが、イベントなので1日で。そのために、効率の良いレンガ炉を使っていました。
午後4時半。今日のフィナーレ。鉧(けら)を取り出します。みんな集まって来ました。
まずは炉を崩していかなければなりません。これが大変そうでした。レンガを一個一個外していきます。燃えている時の炉の温度は1.400度。冷めてきているといっても、レンガはまだまだ焼けています。水に入れたら、すぐに沸騰します。
みんな座り込んでずっと見ていました。
炉の解体に思いがけず時間がかかりましたが、1時間後、無事に鉧(けら)が現われました。また熱くて赤いのが見えていました。初めて見ました。
そろいのツナギを着た「たたらボーイ」がかっこ良かったです。
たたらは神事なので、炉の周りに紙垂のついた縄を巡らせています。終わったあと、観客を含めて全員で鉧(けら)に、二礼一拍手一礼。もう閉館の時間が迫っていました。
テレビでたたら製鉄を
その日、自宅に帰ってテレビを見ていたら、なんと偶然。奥出雲のたたら製鉄の様子をやっていました。夫も関係ある仕事をしていたので、いろいろ教えてもらいました。
来て良かった
まだ書きたいことがあるのです!
この日、バラを見に行きました。これも見たかった。秋バラが見事でした。いい匂いがしました。
ここまで来たら日本庭園をちょっとのぞいていこう。
入り口を入ったところにあるここは見事です。気持ちが落ち着きます。
ああ、今日は良かった。工芸展もたたら製鉄も日本庭園もバラ園も、そうだプロレスも見られて。昨日足が痛いままだったら来られなかったな。
いけたではないですか、私。
それで、思いました。万博記念公園に自分の足で来ること。それが私のこれからの目標だと。リハビリ頑張るぞ。
でも、無理はしないでいかないとね。すぐ調子に乗るから。
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