六甲シダレで水難に合う
(続きです)
神戸の夜景が見られる、六甲ガーデンテラスはすぐでした。
ここで添乗員さんが、ツアー名物「おみやげ屋さん推し」を。
「おみやげ屋さんを通っていったら夜景が見られます」と言っていたけど、通らなくても行けました。ツアー会社はおみやげ屋さんとタッグを組んでいる。
神戸の夜景を見たのは初めてかもしれない。「わー、きれい!」
しばらく見ていると、目が慣れてきて、キラキラがはっきりしてきて、もっときれいに見えました。
・・・雰囲気だけでもどうぞ。
さて制限時間は40分。この上には「六甲枝垂れ(シダレ)」というミュージアムがあります。この前来たときに、とても好きになったところです。夜は初めて。ここはツアー代には含まれず千円かかるけど、行くしかないでしょう。急げ。
また夜は違った雰囲気です。ライトアップされています。
中に入れます。らせん状のスロープを降りていきます。そう、ここ、ここ。高いドームのようになっていて、空が見えて、不思議な感覚を味わうことができます。ぐるっと周りには座れる場所もあります。真正面の席が空いていたので、私はそこに座ろうと歩いていき・・・。
バシャッ!!
冷たい!
なんと私は水たまりにはまってしまったのでした。
そうだった。水だ。
側には注意書きが書いてありました。
「このアートの真ん中には水があります。ご注意ください」
私、ちょっとテンション上がっていたのですね。薄暗いし、急がなきゃというのもあったし、その時、来場者が他にもいて、座る場所が真正面しかなかったのもある。それで、まっすぐに行ったらバシャ・・・というわけです。まあ、浅いので、足だけでしたが。(それ以上だったらどうすんねん)
周りにいた人たちも気がついて「あら」と言っていました。私は何事もなかったかのように座ってドームを見上げました。
なんなんだ、コレ。さっぱりわかりませんね。ぼけているのにも程があるけど、黒いのは夜空です。すっっません。気が動転していたので。
そして靴下までビショビショです。ぐちょぐちょします。靴下の替えはないしなあ。でも、しばらくしていたら、ちょっと落ち着いてきました。足が少し冷たいけど、後は帰るだけなので、何とかなるかと思えてきました。
通路の横に透明のカーテンがあり、奥に何かありそうです。行ってみました。そうしたら、そこにもアート作品があったのです。
テーマは「精霊」
真っ黒な空間に緑色の光や映像が浮かびます。3人の精霊も現われて消えます。
スゴッ!キレイ!
精霊というのに惹かれます。
そこに書いてあった説明に、「精霊を捕まえて(写真に撮って)SNSに上げたら、ステッカーを差し上げます」とあるではないですか。こういうのにもすぐにノル私です。
水の精霊を写真に撮って、X(旧ツイッター)にあげました。「今、六甲シダレに来ています。精霊」と書いて、写真を付けて。Xも、こういうとき役立つな。ちなみに、一人だけ「いいね」をしてくれました。よく見つけたなあ。
入り口でそのことを告げると、一枚ステッカーをくれました。キラキラシールでした。その作家さんのオリジナルだと思います。やった。嬉しかった。(子どもか!)
さて、もう時間です。さっきはタッグとか言いましたが、おみやげ屋さんを見て歩くだけでも楽しいものですよね。今日は時間がありませんでした。残念。
あの男性お二人さんとも、六甲シダレでお会いしましたが、全員定刻に戻ってきました。
さあ、小さな旅も終わりです。駅へと向かいます。
今回、行って良かったと思いました。大満足です。ハプニングはあったけどね。なんかあった方が旅は面白いものです。そして、私って、旅の名人ではないかと思いました。だって、こんなに楽しかったのだから。
後ろのご夫婦。「(ミーツアートに)若い人が多かったね。年寄りはうちらだけだった」と言っておられましたが、いえいえ、ここにおりましたよ。「一緒にでかけることができていいですね」と言いたかったです。
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