
地域の南京玉すだれ
今日、ひょんなところから地域の高齢者の集まりに行くことになりました。
今、地域ではいろいろな「居場所作り」が行なわれています。この地域でも、月に何回か場所を変えて、高齢者や認知症の人が気軽に集まれる場所を作っています。「ふれあい喫茶」とか「認知症カフェ」と呼ばれるところです。
そのひとつが今日あって、友達が「行かない?」と誘ってくれたのです。
少し遅れていくと、会場の自治会館はすでに賑やかな声が聞こえています。受付で名前を書いて、飲み物とおやつをいただきます。
スタッフを入れなければ、参加者は15人くらいかな。今日は初めての人が多いとのことでした。
しばらく談笑していると、今日は南京玉すだれのイベントがあると知りました。
地域の公民館の登録グループです。そこには友達も参加しています。創立当時を知っているので、もう10年以上なるのかな。
始まりました。
みんな衣装がきまっています。友達もいて久しぶりに会いました。
南京玉すだれを見たのは、ひょっとしたら初めてだったかもわかりません。
「アさて、さて、さてさてさてさて、さては南京玉すだれ♪」という歌拍子に合わせて繰り出す技の数々。
「ちょいと伸ばせば、浦島太郎の魚釣り♪」
釣り竿が伸びます。ほーー!
如来菩薩。大きな輪っかができます。ほーー!
壁には演目が書いてあるし、進行係の人が技を表す絵を掲げてくれるので、わかりやすかったです。玉すだれ自体には派手さはないと思いましたが、あっと言わせる仕掛けになっています。
「南京」ですが、日本独自のものらしいです。
中心の男性の方のお話とか進行が面白く、何回も笑わされました。
後で知ったのですが、このグループの先生だったのです。玉すだれも手作りされるとか。
先生の明るくてひょうきんなキャラクターが、南京玉すだれを楽しくしていました。他にも楽しむ工夫をいろいろとされていました。
結構やり方を覚えるの大変だろうな。あとで触らせてもらいましたが、一度ビヨーンと伸びたものを元に戻すのは大変でした。
さて、今日のお世話係のひとりも知人なのですが、今日のような集まりの時に、軽い体操や歌や手遊びなどをやってくれないかと言われました。
今日は市役所が考案している転倒予防体操。手話の歌。六甲おろしの歌。
一緒に行った友達はデイサービス時代からの友達です。同じようなレクリエーションの時間を任せられたこともあったなあ。1人でやらないといけないから、大変だったねという話をしました。
さて私たちは、参加者なのかお世話係なのか、どっちでしょう。一緒に行った友達は「もう年よ。参加者よ」と言っています。そんなことないと思います。彼女は歌も上手だし。
私は・・・?
何をしたら楽しいかな、とちょっとは考えました。それは無理かも。
企画するのが大変なのだそうです。準備も大変。お疲れ様です。もう人の前で何かするのはしんどいけど、お話相手とか準備係とか、地域で何かしたいとは思っています。
居場所を必要としている人が、気軽に来れたら良いな。

見出し画像は「みんなの画像」から借りました。
すだれつながり。違うけど同じ。