ハナと金木犀~「警察のお世話に」篇
金木犀が咲き出しました。
金木犀と言えば、ウチで飼っていた犬「ハナ」の最期を思い出します。ちょうどこの季節だったのです。今、見たら、2011年10月8日でした。16歳まで生きました。
小学生だった娘が、「どうしても犬を飼いたい」とせがんだので、保健所の「里親さがし」のようなところからもらってきました。犬小屋を置いて、外飼いでした。今は、外飼いはほとんど見ませんね。
ベタベタした関係ではなかったですが、でも、やっぱりかわいかったです。
散歩は、よく歩いたなあ。自分の散歩を兼ねていたので、友達から、「飼い主が犬を引っ張って歩いている」と言われました。
ハナと言えば、家を抜け出して、警察にお世話になること、3回。それと、やはり看取りの時は大変でした。
ブログに当時のことを書いているので、引用して、少し紹介したいと思います。金木犀の季節に。
【2011年8月のブログより】
飼い犬が迷い犬になったら ケーサツが頼りになります。
ハナちゃんは 今まで3回お世話になりました。ほめられたことではありませんが・・・。
その1回目の話です。夕方 仕事から帰ってきたら ハナがいません。そのころは ワイヤーで庭の木につないでいました。認知症?が始まり、同じところをグルグルと何回もまわり続けるのが常でした。ワイヤーはあるのですが、首輪のところからはずれていました。まわっているうちに何かの拍子にはずれたらしいのです。
庭中見ましたが、いません。もうドキドキしてきます。バイクであちこち探しましたが、いません。
その時に思いついたのが 警察です。どこかで 「犬は警察で保護してくれる」と聞いたのを思い出したのです。
夜も7時過ぎ。近くの交番に行きました。誰もいないので 本署に電話を掛けました。
すると 「保護している」というではありませんか。あわててオトウサンの車で 本署まで行きました。
ハナちゃんはおとなしく、ケーサツの裏のゲージの中にいました。犬も いわゆる落し物扱いになるのです。警察官の方は優しくて、大事に保護されていました。
聞けば 拾って下さったのは 我が家のすぐ近所の方。次の日にお礼に行きました。それが1回目です。
2回目の話です。
朝起きると ハナがいません。今度は 係留のポールから ワイヤーが外れていました。
出勤を一時間遅らせてもらって あちこち探したけど いなくて また交番に届けて 仕事に行きました。
お昼頃 ケータイにケーサツから「保護してくれている人がいる」と電話がありました。仕事中で、抜けるのはちょっと大変だったのだけど 何とか調整して、保護してくれているという場所に急いでいきました。
そこは 家から、距離にすると どんだけかなあ、4~500メートルはあると思う。それに バスも通る大きな道路を横断しているのです。よく無事で・・・。畑のそばの溝にはまっているのを 畑仕事をしている人が見つけてくれたのです。
ハナは疲れていたようだけど 「頑張りや」とワイヤーを引っ張って 歩いて家に帰り、また仕事に戻りました。
迷子札をつけていなかったので、「これは 絶対つけなければ」と思ったことでした。
ヘッダー写真は、その時のです。(続く)