淡路島人形浄瑠璃を見た
先日、えべっさんにお餅もらったり、写真撮ってもらったという話をしましたが、その前にもえべっさんにお会いしているのでした。それが「淡路島人形浄瑠璃特別公演」でした。
先日映画館で、四国の木偶人形を遣った門付け芸を見せてもらいました。ああ、あれもえびす人形だったなと思い出しました
淡路島人形浄瑠璃とは
南あわじ市に「淡路人形座」があります。その日は特別(出張)公演ということでした。もらった袋の中には淡路島の観光案内の資料も入っていました。
戎舞と仮名手本忠臣蔵
人形浄瑠璃を見たのは初めてです。
この日の演目は、「戎舞(えびすまい)」
戎さまが釣り竿をかついでやってきます。庄屋さんに出されたお神酒を呑み、酔っ払った戎さまは舞を始めます。船に乗り、大きな鯛を釣って、メデタシメデタシ。
お正月らしい雰囲気でした。楽しかった。
次の「仮名手本忠臣蔵」は、いわゆる赤穂事件を題材にしているのですが、時代背景とか登場人物を変えています。なぜかは、わからない。原作のままでは恐れ多いか、または庶民的なものにしているのかなと思いました。違っていると思う。
人形浄瑠璃は、なんせ初めてなので、舞台・大道具が立派だなとか、人形を「ほお、こんなふうに動かしているんだ」とか感心しながら見ていました。タイミングが一つ狂ったら大変だ。猪も出てきた。
最初に挨拶してくれた方が言っていた「早変わり」とは、人形遣いの人の衣装を早変わりして、3つの人形を違い分けるのです。お見事!
足のスムーズな動き
私は人形の足が印象的でした。足を交互に出して走っているのが、とてもきれいでした。簡単そうで、きっと難しいと思う。
人形は主遣いが、かしらと右手を、左遣いが左手を、足遣いが両足を遣うのだそうです。
足遣いは中腰らしい。一人前になるには「足8年、左手8年、かしらは一生の修行」とのことです。
太夫と三味線
浄瑠璃の太夫と三味線。こっちを先に書かなきゃと思うくらい、私にはとても新鮮でした。当然なのだけど、太夫と三味線に合わせて人形が動きます。
字幕も出ますが、現代語じゃないから、見ない方が集中できました。
娯楽の少なかった時代には、こういう芸能が楽しみだったのでしょうね。四国の門付け芸も、お正月の楽しみだったと言っていました。
帰り口に戎さまがおられて、手を振ってくれました。