しょうもなくて面白い話
益田ミリさん
新聞のコラム。益田ミリさんが、長ーい下りエスカレーターの、歩く方に押し出されてしまって、仕方がないからゆっくりゆっくり降りていったら、後ろの女子学生のような子に、ゴツンゴツンと鞄で小突かれた、という話。
それを読んで思い出したことがある。
この前、スーパーやジムのある商業施設に行こうと、原付バイクを走らせていた。ふとバックミラーを見ると、後ろの車との車間距離がちょっと近い。いくつか角を曲がるが、車は付いてくる。
駐輪場(駐車場)に入ると、車も入る。目的地が同じだった。バイクを止めながら、どんな人が運転しているのかと、見てみたら、若いお母さんのような人が出てきて、店の方に走っていった。
急いでいたのね。子どもさんのお迎えだったのかな。
益田ミリさんの、その子も、急いでいたみたい。小走りでいったらしいから。
ま、わかるけどね。急いでいるときに、前の人が全然動いてくれないのってイライラするよね。
でも、鞄で小突いたり、靴でコンコンするのは良くないよと、それは伝えたい。
それで、もういっこ、思い出したことがある。
同じように原付バイクで走っていて、後の車がやけに「ピタッ」とくっ付いてくるなあと思って、追い越していったその車を見たら、「ピタットハウス」(不動産屋さん)の車だった。
「ピタッとついてくるピタットハウスの車」
実名あげてすみません。あげないと面白さがわからないから。
でも、この話を誰も面白がってくれない。
もうひとつ。
「小さなお葬式」という葬儀場が、よく通る道にあるが、看板は大きいのだ。めっちゃ目立つ。
「小さなお葬式の看板はデカい」
これも、だれもあまり面白がってくれない。一人の同僚だけ、「なるほど、そういうことね」とわかってくれた。優しい。
やっぱり、面白くないですか?
これを私は「しょうおも話」(しょうもないけど面白い話)と名付けることにした。
*見出し画像、お借りしました。
急ぐ人は階段をどうぞ。(無いときもあるか)