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連続していた10年間
転職した事務所に勤めること、10年。この3月に退職しました。
以前の職場は、自分が住んでいる地区にあったものですから、公私ともに地元でした。新しい事務所は少し離れた場所にありました。10年間は仕事が忙しく、朝出て、帰ってくるのは夜遅くでした。この間すっかり地域を離れていました。
今、体力作りのために、ウォーキングを日課にしています。
改めて歩いてみると、変わっていないところと変わったところがあることに気がつきます。
この地区は住宅街です。
あ、ここは息子の友達のところ、PTAでお世話になった方のところなど、思い出しながら歩きます。家を建て替えていたり、代替わりして表札が変わっていたりと様々です。
「10年間たったんだなあ」と思わされます。
先日は10年前に参加していた、絵本の読み聞かせのグループに声をかけていただいて、久しぶりにのぞいてきました。
グループの仲間は変わっていませんでした。新しく入って、私が知らない方がおられましたが、その頃一緒だった方達は変わらず、私より年上の方たちも続けておられました。お元気です。
コロナで活動が制限され、やっと今年度から少しずつ再開しているそうです。
その日も幼児コーナーで読み聞かせがありました。その日私が見たのは、「ぞうさん」と「絵本の題名」のパネルでした。
ベニヤ板で作ったぞうさん。デニムのエプロンをかけているぞうさん。そして、今日読む予定の絵本のタイトルを書いたパネルを会場にかけます。
私がいた頃からありました。それを見たとき、タイムスリップしたように思いました。
おすすめの子どもの本を紹介する小冊子を作って、学校などに配っています。それも途切れることなく続けておられました。月1回は工作をします。今度は折り染めです。変わっていません。
「10年間は連続していたのだ」そう思いました。
10年前と今。途切れてなんかいない。ずっと続いていたんだ。
年月の「長さ」とはまた違った感覚でした。
仲間達にとっては、続けてきただけかもわかりませんが、その間の努力を思いました。
私はまたそのグループに参加させてもらうことにしました。
(またまた画像お借りしました。かわいいぞうさん)