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【本まとめ】仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること

みなさんは、仕事で成果を出すためにどんなことに取り組んでいますか?

時間管理?ロジカルシンキング?コミュニケーション力?…

成果を出すには様々なスキルがありますが、まだ成果が出ていない人も、今より成果を出したい人にとっても、共通する大切なことがあります。

それは、“毎日のコンディション”を整えること”です。

今回は、『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを毎日維持するためにしていること』を紹介します!

結論

どんなスキルよりも、コンディションを整える力が何よりも大切である

こんな人に読んでほしい

・仕事で成果を出したい
・コンディション作りに興味がある
・コンディションの調整について具体的な方法を学びたい

それでは早速、本書の内容に入っていきましょう!

■目覚め方&眠り方

ヒトは一日の半分近くの睡眠が必要な生き物です。そのため、成果を出すには睡眠への知識と実践が欠かせません。

以下では、睡眠に関わる重要な知識・考え方をご紹介します。

キーワードは“自律神経”

みなさんは「自律神経」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

自律神経とは、人間の体の中で自動的に働いている胃や腸、肺などを24時間管理し、調整している神経のことです。

つまり、無意識のうちに自身のパフォーマンスに影響を与えています。
そのため、自立神経を意図的に調整できることが肝心です。

また、自律神経は以下のように「交感神経」と「副交感神経」に分かれており、どちらかの働きを優劣させることで体のバランスをとっています。

引用:自律神経とは?乱れる原因や整える方法を徹底解説!

https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/1422

本章では、自動的に働いている自律神経に対する理解を深め、意図的に働きかける方法を学ぶことで、パフォーマンス向上につなげることが目的です。

交換神経(目覚める)

まず、交換神経の特徴は“活動的になれる”ことです。そのため、意図的に交感神経を刺激することで、朝のスタートダッシュを切ることができます。

朝の目覚めに交感神経を意図的に刺激する方法としては、
・水を飲む
・歯磨きやうがいなどのオーラルケア
・熱いシャワーを浴びる(首筋を中心に当てる)

などの方法があります。

副交感神経(眠る)

副交感神経の特徴は“リラックスできる”ことです。落ち着いて仕事したいとき、ゆっくり体を休めたいときは、副交感神経を優位にすることでより効果的な休息になります。

特に、夜眠る前には副交感神経を優位にしておくことが重要です。

具体的な方法としては、
・スマホ、テレビなどは見ない
・本を読まない
・寝る30分~1時間前にぬるめのお湯につかる

などの方法があります。

自律神経を学ぶ“本質”

ここまでは自律神経(交感神経と副交感神経)の特徴と具体的な方法について紹介してきました。

重要なのは、自律神経の特徴を押さえた上で「いかに仕事中にこの2つを切り替えられるようにするか」を意識することです。

つまり、状況に応じて自立神経の優劣を調整し、最高のパフォーマンスに繋げることが自律神経の知識を学ぶ本質になります。

■食ベ方

食べ物は車のガソリンに例えられることが多いですよね。

それでは、みなさんはガソリンを溢れるまで給油したことはありますか?

こう質問すると、ほとんど全ての人が「いいえ」と答えます。

しかし、これを“食”の話に置き換えて考えると、実は多くの人が「はい」と答えざるを得ない(=食べ過ぎてしまっている)状況になっているのです。

「朝ごはん」は本当に必要か

みなさんは「朝ごはんは必ず食べないといけない」と思っていませんか?

結論から言うと、朝ごはんは“必ずしも食べなくてよい”のです。

なぜなら、食べ物の消化には大量のエネルギーが使われており、仕事に対して必要なエネルギーも奪われてしまうからです。

実際に、「朝ごはんを食べ過ぎてしまい、午前中から眠い」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。(私は頻繁にありました)

ここで大切なのは“いかに無駄な食事をとらないか”です。
そのため、必要最小限のエネルギーは確保しつつ、必要以上に食べないことが重要になります。

私はこの考え方から朝ごはんを見直し、食べ過ぎない食事に変更した結果、朝から眠くなることが少なくなり、仕事がはかどるようになりました。

オススメな具体例としては、

・味噌汁(豆腐やキノコ類中心)
・野菜(トマト、白菜、レタス、アボカドなど)
・納豆、漬け物 

などが挙げられます。

朝ごはんの見直しは簡単かつ効果的なので、ぜひ取り組んでみてください!

食べ方のキホン

朝ごはんに限らず、食事のとりかたには“キホン”があります。
それは「糖質に気を付ける」ことです。

大切なことなのでもう一度言います。
食事においては必ず「糖質に気を付ける」ことを意識してください。

糖質とは、簡単に言うと、ごはんやパン、お菓子などの“甘みがするもの”と覚えておけば大丈夫です。

これらは体のエネルギー源になる一方、急激な血糖値の上昇と降下をもたらし、脳の働きを著しく低下させてしまいます。

そのため、適切な食事のとりかた(=糖質のとりかた)を押さえておくことが満足のいくパフォーマンスを発揮することに欠かせません。

鉄則:緩やかな上昇と下降

それでは、絶対に押さえておきたい食事のとりかたとは何でしょうか。

それは「血糖値を緩やかに上げて、緩やかに下げる」ことです。
こうすることで、著しい脳の機能低下を抑えることができ、安定したパフォーマンスを発揮することに繋がります。

具体的な方法は、食物繊維を多く含んだ食べ物から摂取し、糖質の多い食べ物(ごはんやパンなど)を後回しにして食べることです。

一例として、

・野菜や魚などの糖質が少ない食べ物から摂取する
・玄米や雑穀米、全粒粉入りパン(→食物繊維が多い米やパン)に変更する
・糖質の高い食べ物だけの場合は、よく噛んで時間をかけて食べる

などが挙げられます。

特に、糖質の少ない物から食べる方法はすぐに実践できますので、ぜひ取り組んでみてください!

■目と口のケア

さいごに紹介するのは「目」と「口」についてです。
当たり前のような話ですが、現代のビジネスパーソンにとって目と口は重要な役割を果たしています。

しかし、目や口を意識してケアしている人は少ないのではないでしょうか。

ここでは、あまり意識されていない目と口のケアについてご紹介します

目のケア

本書内で紹介されている仕事中の悩みのうち、もっとも多くの人が影響を受けているのが「眼精疲労」でした。

実際、仕事中に“目の疲れ”を感じている人は多いのではないでしょうか。

目のケアは比較的容易に取り組むことができるので、ぜひ取り組んでみてください。

ポイント(目)

目のケアを行う上でのポイントは「①光から目を守ること」「②目の血流を良くすること」の2点です。具体的な方法は以下にてご紹介します。

①光から目を守る方法
・ブルーライトをカットする(画面の設定)
・30分に一度はモニター以外のものを見る
(「緑色」か「青色」のもの、または「なるべく遠く」を見る)
・パソコン、スマホなどの文字を大きめに設定する

②目の血流を良くする方法
・目のストレッチ(上→右→下→左と順番に見る)
・両手をこすって目にあてる(目を温める)
・5~10秒目を思い切りとじて目を開ける

口のケア

突然ですが、虫歯になったときを想像してみてください。
食事のたびに痛い。もっと言えば、何もしていなくてもズキズキしている。

その時、満足に仕事ができると思いますか?

言うまでもなく、納得のいくパフォーマンスは出せるはずがありません。

つまり、日頃から口のケアをしておくことが重要であると言いたいのです。

特に、人生100年時代と言われる現代においては、ますます口内環境や歯の重要性は高まっています。
なぜなら、定年が後ろ倒しになり、60~70代になっても働いている可能性が高く、整った口内環境や元気な歯が多くそろっている必要があるからです。

そのため、早いうちからオーラルケアについて学び、実践していくことが人生100年時代を攻略する重要なポイントになります。

ポイント(口)

口のケアの中心は、やはり「歯磨き」です。
しかし、歯ブラシで取れる歯垢は58%と言われており、歯磨きだけでは十分とは言えません。

そのため、歯間ブラシを利用することや、電動歯ブラシに切り替えること、歯医者に定期健診に行くことが必要です。

しかし、上記の方法が難しい方は

・小さくて柔らかい歯ブラシを選ぶ
・フロスを買って使ってみる
・マウスウォッシュを買ってみる

といった金額の小さい投資から始めてみてはいかがでしょうか。

オーラルケアは“自己投資”の一つだと思います。
まずは「お口のケア」という自己投資から始めてみてはいかがでしょうか。

また、自己投資についての記事もあるため、良かったら見てみてください。

まとめ

①自立神経を調整する
活動的になりたいときは交感神経を、リラックスしたいときは副交感神経を刺激するなど、状況に応じて意図的に自立神経を調整する
②食べ方
食事をする際には必ず「糖質」に気を付ける
③目と口のケア
光から目を守り、定期的に目の血流を良くする
歯磨きに加え、歯間ブラシやフロス、マウスウォッシュを利用する

感想

普段からコンディションを意識して生活してきたつもりでしたが、その上でも多くの新発見があり、まだまだ取り組めることがあると思いました。

特に、目と口のケアについては「すぐに取り組めること」が多いと感じたので、読者のみなさまも実践できることから取り組んでみてください。

また、本記事では紹介できませんでしたが、「姿勢&運動」「マインドセット」などのコンディション調整についても言及されており、どれも学びの多い内容でしたので、ぜひ本書を手にとってお読みいただければと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました。

出所:平井 孝幸『仕事で成果を出し続ける人が最高のコンディションを
毎日維持するためにしていること』

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