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ひとりの本好きが、本好きの友だちと交わす往復書簡。

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読んだ本について手紙を書く。本好きから本好きへと書く手紙。往復書簡。手書きの必要はありません。ここから始まった往復書簡がいくつもあります。あなたの手紙、待っています。
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#物語

待つ方がいいのか、待たせる方がいいのか——太宰 治『待つ』『走れメロス』

拝啓 色づきはじめたもみじに小糠雨がそぼふるなか、あなたへの手紙をしたため始めました。 …

既視の海
1年前
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【7通目】生と死のあわいにある声——ジャン=ポール・ディディエローラン『6時27分発…

拝啓 一年で最も昼が短い日、冬至を迎えました。夏が好きなので、子どもの頃は最も嫌いな日で…

既視の海
1年前
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【6通目】破滅にむかって時が静かにすぎる切なさ——ジョルジュ・シムノン『離愁』【…

拝啓 冬至が近づき、日がほんとうに短くなりました。寒さをまぎらわせるために、心温まる物語…

既視の海
1年前
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読書と言葉が「生」を照らす——M・オンダーチェ『イギリス人の患者』

拝啓 昨夜は屋根に激しく打ちつけていた雨も明け方には上がり、いまはすっかり晩秋の日差しと…

既視の海
2年前
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