
【2日目】小豆島
こんにちは。
デジャヴです。
今回の旅行、「#海の復権2025」の2日目です。
1日目の記事はこちらです。
https://note.com/dejavu_note/n/n4d84d2959a0c
昨日は、名古屋から高速バスに乗って岡山駅へ向かいました。
本日は、岡山駅からスタートします。
では、早速本題に移っていきましょう。
岡山駅
高速バスに乗って6時間、予定していた5時10分より遥かに早い4時半頃、岡山駅に到着しました。
岡山駅は岡山駅の県庁所在地および政令指定都市でもある岡山市の中心駅になります。
現在、唯一の定期寝台列車である寝台特急サンライズ出雲・瀬戸の増解結地点であることも有名です。
…おや

サンライズ…?
行くしかねぇ!!

買っちった。

満足。
話を戻してあとは、 隣の広島もあるので珍しいとはいいがたいですが駅前を路面電車が走っていたりもします。
桃太郎

岡山駅を出ると真っ先に目に付くのが「桃太郎像」でしょう。
岡山県には「温羅伝説」というものがあり、簡単に言うと「吉備津彦命という人物が温羅(鬼)を退治する」というものです。
まぁ、詳しい話の内容としては桃太郎伝説のもとになった話か?というのも怪しい話にはなるのですが、これをもとに昭和37年の第17会国体のイメージとして桃太郎を用い、このことから岡山=桃太郎のイメージが着いたそうです。
(瀬戸内海の香川県に女木島という鬼ヶ島と言われる島がありますが、これはまた別のお話。桃太郎伝説多すぎ)
さて、繰り返しにはなりますが今回はこんな岡山駅からスタートしていきます。
船に乗る
早速、岡山駅から船にのるために新岡山港へ向かいます。
岡山駅で「かもめフリーきっぷ」というものを買います。
これは、新岡山港までのバスの乗車券と小豆島土庄港までのフェリーの乗船券がセットになったもので、その分少し割引が効いています。
岡山駅からバスに乗って40分ほど、新岡山港に到着します。
ここからは小豆島の土庄港へと向かうフェリーが就航しています。

この船は「おりんぴあどりーむせと」という船です。(この航路が1964年のオリンピックと同日に解説されたことに由来します。)
国際両備フェリーが運行しており、この船はあの名高い水戸岡鋭治がデザインしています。(あの水漏れでおなじみJR九州のクイーンビートルもデザインしているので雲行きが怪しくなりますが問題ないでしょう。)

車両甲板から展望甲板まで4層あり、屋上にはブランコや土日のみ動く、チャギントンのミニトレインが設置されており、乗船中も飽きない(?)ように設計されています。
岡山港から小豆島の土庄港までは70分ほど、波に揺られます。
土庄港
波に揺られて60分ほど、小豆島の土庄港につきました。
小豆島は瀬戸内海に浮かぶ島で寒霞渓やオリーブが有名です。最近では、現代アートの芸術祭である「瀬戸内国際芸術祭」が開催したり、人気アニメ「からかい上手の高木さん」の聖地であったりと観光に力を入れていることが感じられます。
土庄港は小豆島の数ある玄関口の一つであり、ここから岡山や香川の高松へと就航しています。

土庄港に着くと、『からかい上手の高木さん』の聖地としてもよく知られる『太陽からの贈り物』が迎え入れてくれます。
思ったより数倍でっかい。

宿に荷物を預け、まずはエンジェルロードへと向かいます。
エンジェルロード
エンジェルロードは土庄港から南に30分ほど、行ったところにあります。
エンジェルロードは干潮時に道が出来、満潮になると道が消えることからその名がつきました。
地理学徒に言わせれば陸繋島(トンボロ)です。我が愛知県でいうと竹島などが該当します。
「道の真ん中で手を繋いだカップルは結ばれる」のだとか。
ともかく、道の出来てる間にわたってみようというお話です。この日の午前は5:06~11:06が道が見れる時間でした。…でした。
…

道ありませんでした。どうして。
見れる時間帯と行っても終わりがけだと通れないんですね…
土庄本町
エンジェルロードを見終わったあとは、次のバスに乗るために土庄本町をブラブラしていきます。
小豆島、ひいては瀬戸内海の島々は太古より、争いの主戦場になっていましたのでこれらの街はその攻撃を防ぐために入りくんでいることが特徴的です。
土庄町でのこれらの地域は迷路のように入り組んでいることから「迷路のまち」と呼ばれます。

西光寺の小路は有名な映えスポットですし、ポケふたも設置されたりしています。

土渕海峡

土庄町にある土渕海峡は世界一狭い海峡としてギネス世界記録に認定されています。
このことから名前としては「小豆島」と一括りにしているものの、実は「小豆島本島」と「小豆島前島」の2つからなる島であることがわかります。
最大幅はなんと9.93mです。
ちなみに土渕海峡の「土渕」はギネス世界記録に申請するためにつけた名前であり、それまでは名前が着いていなかったとか。
醤(ひしお)の郷

土庄本町のバス停からバスに乗って40分ほど、(島の端から端までバスに乗って40分ほどなので便利な島です。)坂手地方の「醤の郷」に到着しました。
小豆島は古くから醤油の醸造が盛んであり、中でもマルキン醤油記念館とマルキン醤油発酵蔵はは国の登録有形文化財に登録されており、その他も近代化産業遺産として多くの蔵や工場が登録されています。
また、醤油で煮込む佃煮も盛んであり、この通りでは醤油の匂いと佃煮の匂いを楽しむことができます。

これは醤油ソフトクリームです。
醤油とソフトクリームは合うのか微妙な組み合わせですが、食べてみるとキャラメルのような味で美味しかったです。
坂手港
醤の郷から海沿いに歩いて30分ほど進むと坂手港にたどり着きます。
坂手港は土庄港と同じく、フェリーが発着する港です。
ここでは、数点、瀬戸内国際芸術祭の作品を紹介したいと思います。
アンガー・フロム・ザ・ボトム

高さ8メートルの彫刻が井戸に出現 井戸に登場する巨大な彫刻。古井戸の底に潜む地霊的化け物が、人々を脅かすという寓話的な設定だ。
スター・アンガー

さんぜんと光り輝く球体に水の神様である龍が鎮座 港の灯台跡地に巨大な立体作品を設置。設置以来、坂手港のシンボル・モニュメントとなっている。
馬木地域
坂手港からバスに乗り、来た道を戻っていきます。
「馬木」というバス停で降り、数点、瀬戸内国際芸術祭の作品を鑑賞してきました。
Umaki Camp

交流施設で結ばれる島の人たちと観光客 誰でも自由に使えるキッチンやスタジオがある施設を運営。島の人たちと観光客の交流施設だ。
オリーブのリーゼント

オリーブ畑に現れるリーゼントの立体作品 オリーブ畑にヘアスタイルがリーゼントで、オリーブに似た顔型の立体作品を設置。くぼんだ部分には野菜や果物が置ける仕組みだ。
作品の近くにギャラリーがあり、そこにおいてあるリーゼントのカツラを被って並んで写真を取ることができます。
おおきな曲面のある小屋

白くて柔らかな曲線と屋根瓦による公共トイレ 醤の郷に公共トイレを設置。周囲の町並みに溶け込むよう、屋根には瓦を採用。柔らかな曲線を描いて穏やかな空間をつくり出す。
オリーブ公園
再び、バスに乗り、土庄港の方面へと戻っていきます。
「オリーブ公園口」で降り、オリーブ公園へと向かいます。
前述の通り、小豆島は地中海に似る温暖な気候であるため、オリーブの栽培が盛んです。
小豆島オリーブ公園はそんなオリーブをテーマとした公園です。

オリーブ公園はギリシャ風車が有名であり、姉妹島提携を結ぶギリシャのミロス島から送られた風車です。
近くに箒を貸し出してくれるオリーブ記念館があり、そこで箒を借り、ギリシャ風車の前でジャンプし、魔女の宅急便をするのが定番のフォトスタイルです。
三都半島
オリーブ公園からバスを乗り継ぎ、三都半島へと向かいます。
三都半島には複数の瀬戸内国際芸術祭の作品があり、それを目当てに訪れました。
バスの時刻との組み合わせでなかなか厳しい時間の中で巡ってきました。
それらの作品を紹介したいと思います。
ヒトクサヤドカリ

海近くに住み着くヤドカリの背は殻ではなく家だった 家を貝殻に見立てた巨大なヤドカリの木彫。苔、木の枝などで、島々や山の連なりを想像させる。家には、海を渡ってきた生き物と人をモチーフにした彫刻が置かれ、この土地の人たちが海の生き物と格闘してきた歴史が表現される。
事件は起こる
ヒトクサヤドカリを見終えて次の作品を見に行こうと坂を駆け下りてるとき、事件は起きました。
苔むした道、下り坂…何も起きないはずもなく…
思いっきりずっこけて膝を擦りむけました。
幸いにも歩けましたが、服の上から血が見えたので絆創膏でも貼るか…と思い。田舎町でしたので少し脱いでみるとそれはそれは酷い傷でした。
#7119しましたが、時間外でかからず…
しかたなく119し、小豆島中央病院にドナドナされて行きました。
その後の予定は全て潰れましたとさ。チャンチャン。

終わりに
治療が終わり、バスに乗り、土庄港へ戻り、本日の行程は終了です。
明日は高松。
相変わらず生憎の天気ですが、気を取り直して高校の友人と合流し、うどん巡りを楽しんできます。
ご覧いただきありがとうございました。