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ホンネとタテマエで心を動かす!?

「人を動かす強いエネルギーを生み出す文章術」をひとつご紹介。

それは、ホンネとタテマエのギャップを埋めること。
理想(こうありたい)と現実(こうあるべき)の狭間で揺れる感情を読み取るんです。

心の中に秘めている本音を探り、認めてあげる。
そうすれば、認めてくれた相手を信頼し、打ち解けてくれる。
文章だけでなく、リアルな対人関係でも有効です。

会社での例をひとつ。

「毎日おつかれさまです。めちゃくちゃ仕事を任されてますね。パンクする前に断るべきですよ。先輩の状況を考えれば誰も文句言いませんって。ほんと、尊敬します。」

いかがですか?
「そうだね、ありがとう。」と返事が返ってくるんじゃないかと思います。
しかし、この返事はタテマエです。

ホンネは、「尊敬しますじゃねぇよ。少しくらい手伝ってくれてもいいんだぞ。」という感じでしょうか。

タテマエだけ触れられても、現状の辛さに拍車がかかるだけ。
やっぱり辛い仕事してるんだなぁ。嫌だな。早く終わらせたい。
モヤモヤが増える一方です。

続いて、ホンネにも触れてみます。

「毎日おつかれさまです。実は、わたしも少し前まで仕事を振られすぎて大変だったんです。残業続きでヘトヘトでしたよ。本音を言えば、もういい加減断りたいところだと思います。でも、先輩の役職だと言えない辛さがありますよね。自分にできることがあれば、声かけてください!」

どうですか?
前者と比べて、先輩が感じる印象がガラッと変化しましたよね。

後輩の評価は上がり、先輩自身の心の負担は軽くなったと思います。

気をつけるポイントは、ホンネに入る前にしっかりタテマエに触れること。

大切なのでもう1度言います。
まずはタテマエに振れることです。

この工程があるとないとでは、共感の度合いが大きく変わります。

実際にやろうと思っても、なかなか簡単にはできないですよね。
でも、こんな気配りができる人がいると目立ちます。
「アイツは気の利くやつだ。」「仕事のノウハウを今度伝えてやるか。」
なんてことにも。

普段の会話で、ホンネとタテマエを意識する習慣をつければ、
会話術や文章術は自ずとレベルアップします。

ホンネとタテマエの狭間で揺れる感情を読み取る。

ぜひ試してみてください。

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