デザインを体系的に捉える「装飾」
今回はデザインの構成要素の1つである装飾についての記事を書いていきます。
装飾は、絵とは違います。ここでいう装飾とは、装飾的デザインといって、雰囲気作りなどに使うものです!
しかし、装飾もちゃんと論理的にデザインできます。そのために必要な知識を解説しますが、量が多く全ては解説できないので、どのように知識を蓄積していくかも解説します。
※ちなみに、今まで解説してきた「コンセプト」や「文字」「色」などは機能的デザインといって、ユーザーの情報認知をサポートするものです。
装飾について知る
装飾の基本的な構成要素は「丸」「三角形」「四角形」で出来ています。例えば、appleのロゴでは円のサイズを黄金比と言われる比率で変えて、りんごの曲線を作成しています。このように、ほとんどの装飾には、ある法則性のもと丸(楕円など)」「三角形」「四角形」を組み合わせて作られることが多いです!
このような「丸」「三角形」「四角形」にも人に与える印象があります。
丸 ・・・優しい印象
三角形 ・・・攻撃的 危険性
四角形 ・・・安定性
このように与えたい印象に適した図形を選び使いましょう!appleのロゴを例にあげると、appleのデバイスが好まれる理由の一つにユーザーに優しいという点があげられますが.そのようなユーザーへの優しさを表すために、四角のりんごや三角のりんごではなく、丸を基本としたりんごのマークになっていると思われます。
装飾知識の蓄積
次にどのように装飾の知識を蓄積していくかを解説していきます。知識を蓄積するために、大体3stepに分けられると思います。
step.1 たくさん見る
step.2 たくさん考える
step.3 たくさんマネする
これらの3stepの中で、一番重要で、疎かにしがちなのが 「step.2 たくさん考える」です。step.1から順に説明していきます。
step.1 たくさん見る
step.1は、言葉の通り、いろんな物をたくさんみましょう。情報元は、どこてもいいです。webサイトでも、電車の中刷り広告でも、アプリでも。普段からデザインを意識していろいろな物をみてみましょう。
例えば、毎日電車に乗ると仮定して、行き帰りの電車の中刷り広告をみるとします。大体の電車で周りを見渡すと5つの広告くらいは目につくでしょう。そうすると1年間で 5(広告) X 2(往復) X 365(一年) = 3650つの広告をみることができます。このように普段から意識して、デザインされた物をみましょう!
特におすすめの情報源 (webサイト)
・Bhance
・freepick
・photoshop vip など
他にここいいよというところがあったらコメントお願いします!
step.2 たくさん考える
先ほども触れましたが、step.2はとっても重要で疎かにしがちです。しかし、これを続けることが、体系的にデザインを理解できるようになる方法だと思います。
step.2では、step.1で見つけた気になった広告などがどうしてこのようなデザインなのかを考えます。ただ、その考えた答えが正解かも不正解かもわかりません。そのため、疎かにされがちです。
どうしてそのレイアウトをしているのか、どうしてそのフォントを使っているのか、どうしてその色を使っているのか、コンセプトは何なのかを考えてみましょう。
step.3 たくさんマネする
step.3では、たくさんマネしましょう。たくさんトレースしましょう。
マネすることで、どのようにそれがデザインをされているかを知ることができます。また、それデザインした人との技術の差を実感できるハズです。感じた技術の差を埋めるためにPhotoshopの機能を勉強したり、モデリングを勉強したりできるハズです。そのため、技術の差を正確に感じるためにも、1pxのズレもなく真似できるようになりましょう。
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