社会人から大学教員になるためには何年かかる?
社会人となって「大学教員になりたい」とすぐに思うわけではないと思います。すぐに「研究者になりたい!」と思うのであれば大学院へ進学するのが一番です。正直、社会人として実務経験を積んでも、大学でのキャリアでも、同じ教授にはなれます。
しかし、最低でも修士号は必要です。大学院の社会人入学は専門科目の知識や経験があれば、それほどハードルは高くないと思います。もちろん、それまでに研究に関するトレーニングは必要ですが、通信制でも取得は可能です。一方で、大学教員を目指すのであれば出身大学院は国公立か有名私学が望ましいでしょう。
通常、その分野でのキャリアは最低でも10年は必要であり、それから社会人入学を目指して大学院に進むとしても、少なくとも20年はかかるのではないでしょうか。
40歳台から実質は公募にチャレンジしていくわけですが、その年齢になっていると一定の収入があり、助教や講師からスタートするのは、少し生活が厳しくなるのが実情です。
大学によって給与も様々で、実は自分にあった条件は専門だけでなく、生活とのバランスが出てきます。
実際に挑戦できるのは、家庭が落ち着いてからとなりますが、その頃には、キャリアも充実していて、実際に大学教員を目指すことには躊躇も生まれます。
社会科学系だと、実際には最低でも20年はかかり、長くて30年、定年前とも言えるでしょう。
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