ブランキージェットシティが再結成しないのは…
中村達也がその理由を説明していた(芸人と話している動画です)
「中村達也はスターリンやフリクション、原爆オナニーズ等の日本のパンクバンドを渡り歩きブランキーに行き着く」
という話から始まっているが、その話は飛ばす。
その動画では、後半ブランキーが再結成しない理由について話している。
中村達也は近年心臓の状態が悪く、倒れることもあったようだ、そういったこともあり
「死ぬ前にやりたい」
と言い、メンバーが集まってスタジオでセッションを行ったこともあったらしい。
照井利幸は四国の方で一人旅をしていた時「ブランキーの音楽がずっと頭の中で鳴っていた」とも言っていた。
メンバーが集まった時、浅井健一も書いた曲を用いったらしい。
3人一時的にブランキーというバンドに意識が向いていたことは確かだろう。
しかし照井利幸は
「やりたいことがある、一年くらいかかる」
と言い、ブランキーからまた離れることになる、照井利幸はポンティアックスという名前で少し前に新たに浅井健一とバンドを組んだ時も「辞めたい」と言い直ぐにバンドは活動停止となった。
そして浅井健一はその時持ってきた曲をソロアルバムに使ったらしい。
更に
「過去は振り返りたくない、ブランキーは思い出として残しておきたい」
また
「ファンの為に再結成なんてできん」
とも言っている
中村達也は
「今の自分たちがあるのはファンのおかげだから再結成してもいいんじゃないか」
と言っている。
中村達也が「ファンの為」と言ったのは少し意外だったが。
「そして今の感性でブランキーの曲を演奏してみたい」
という考えもあり、最も再結成に前向きであることが分かる。
更に照井利幸は
「今の自分の音楽を追求していきたい」
と考えているようだ
「過去をなぞるような音楽はやりたくない」
と。
結果、別のバンドを開始したようだ、自分の中でやりたい音楽があるのだろう、自分は照井利幸が今どのような音楽をやっているかは分からないが、インストのバンドのようだ。
照井利幸のブログを見たら、米津玄師のインタビューを引き合いに出して
「10代の頃バンドに憧れて直ぐに自分の描いているをイメージ(音楽)を仲間と分かち合えないと分かり、自分はバンドには向いていないと思い到り、一人で音楽制作を行った、と(米津玄師)は言っていたが俺も同感した」
と書いてあった。
照井利幸が米津玄師の名前を出すのは意外だったが、バンドだとどうしても自分のやりたい音楽とは違うものになってしまうからだと思う。
しかし新たにバンドを組んだ際「これだ!」と思う瞬間があり、霧が晴れたような気分になったらしい、どうやら女性のドラマーがきっかけらしい。
しかし自分は照井利幸のソロ作品は聴くことはない、まあそれは浅井健一のソロ作品も同じだが。
自分はブランキーが再結成して欲しいかどうかと聞かれたら「して欲しいような、して欲しくないような」と言った感じだ。
再結成してそれ以前より良くなったというバンドはいないような気がする、ブランキーも例外ではないと思う。
もし今ブランキーが再結成して新しい作品を出したとしても今の浅井健一のソロ作品と同じような感じになる気がする(分からないが)
ブランキーは自分の中で
「90年代最高にかっこよかった伝説のバンド」
という勝手なイメージがあるが、それが崩れてしまう気もする。
とはいえやっぱりあの3人が同じステージに立ちブランキーの曲を演奏する姿をもう一度見てみたいとも思う。
浅井健一はブランキー時代の曲を別のバンドやソロでやっているが、個人的にはやって欲しくない。
「あの3人で演奏するからいい」
のであって別のメンバーでブランキーの曲をやられてもどうしても冷めてしまう。
あの3人以外で演奏する「punkey bad hip」など見たくないのだ(勿論他の曲も)
そう思ってしまうのは自分だけじゃないと思う。
動画はブランキーの「黒い宇宙」
この曲もブランキーの中では外せない曲である。