最強のエクストリームメタルは 1 藤宮蒼一 2022年4月2日 09:55 エクストリームなメタルバンドは数いるが、あなたはどのバンドが最強だと思うだろう?自分はスレイヤーだと思う。スレイヤーが後に出てきたメタルバンドに及ぼした影響は計り知れないデスメタル、スラッシュメタル、ハードコア、ブラックメタル、ヘビィロック…影響を受けていないバンドはいないといっていいかもしれない。スレイヤーが出て来た時はあまりの激しさと詩のヤバさ故にメタル界の中でも異質な存在だった。「show no mercy」と「hell awayts」はサウンドプロダクションがあまり良くない、しかしプロダクションの悪さ故に曲の不気味さが強調されていて逆によかったのかもしれない、特に「hell awayts」のオープニングは一体なんといっているのだろう?聞き取れないが、なんだか地獄からの呻き声のように聴こえる。そして「reign of blood」にはエクストリームなメタル(またはスラッシュ)の魅力が詰まっている、「angel of death 」からラストの「raining of blood 」まで聴き手を飽きさせることなく突き進む。エクストリームメタルをやっていて、このアルバムを聴いたことがない人はいないかもしれない。そしてこれからも聴かれ続けるだろう。曲のスピード、詩のヤバさ、各演奏のかっこよさ、エクストリーム度、文句のつけようのない完成度である。そして続いてリリースされた「south of heaven 」「season in the abyss」もエクストリームメタル、スラッシュメタルの手本のようなアルバムになっている。スローな曲もあるにせよ、名盤であることに変わりはない、代表曲も多く収められている。他にも「born of fire」「hollowed point」は凄い、速い、ぶっ飛んでいる(笑)続く「divine intervention 」は低音が強調されすぎているのがもったい気がするが曲自体はいい、ファンの間ではあまり人気はないかも知れないが、自分は聴いた回数は多い「killing fields」のビデオクリップは戦争の映像だがリアル過ぎて怖い。当時メタルというジャンルは速さからグルーヴ重視にトレンドが移っていたが、彼らは「知ったことか」と言わんばかりに我が道を突き進んでいる、素晴らしい(笑)そしてスレイヤーが出したパンクのカバーアルバムも結構よかった。「undisputed attitude」というアルバムだ。当時グリーンデイやオフスプリングなどのバンドがパンクだと思われていた。それに対しするアンチテーゼ的なアルバムだった。「パンクってのはこういうもんだ!」と言わんばかりだ。これはかなりかっこいい、聴いてみてほしい。「diabolus〜」は当時流行っていたヘビィロックに影響を受けている、「bitter peace 」以外あまり印象に残る曲はないかもしれない。しかし「love to hate」はちょっとレイジっぽくてかっこいい。オリジナルアルバムには収録されていないが「chemical warfare」という曲がある、この曲の演奏のかっこよさには「参りました」というしかない、「これ以上ぶっ飛んだ曲はできねぇだろ」と言わんばかりだ。自分はスレイヤーの中で最も凄い曲だと思う。ライブアルバム「live decade aggression 」に収録されている。他の曲もこのライブアルバムを聴くとスレイヤーの凄さが伝わると思う、是非聴いてみてほしい。90年代のライブ映像を見ると演奏の迫力が凄い、最初から最後までノンストップと走り続けるといった感じだ。トムアラヤもまだ若く、声も出ていて、首を振りまくっている(笑)こういった音楽の場合1番大変なのはヴォーカル、そしてドラムだろう、あの年齢までやり続けただけでも凄いことだと思う。ケリーキングが「こういうスタイルの音楽をやらせたら、俺達以上にカッコ良くやれるバンドは他にいない」といっていたが、その通りだと思う。メタリカやメガデスは音楽性を変えたりすることもあったが、スレイヤーは一貫してエクストリームなメタルを貫いていた。エクストリーム度はスレイヤーだが、曲の複雑さとメロディ性ではメガデスかもしれない、メタリカとスレイヤーだったら自分的には全然スレイヤーだと思う。メタリカは何がやりたいのかよくわからなかったりする、メタリカは四天王の中では圧倒的に人気がある何故だろう?そういえばギタリストのジェフハイネマンは毒蜘蛛に噛まれて亡くなったが、毒蜘蛛に噛まれたというのは、どこでどういった状況だったのだろう… #エクストリームメタル #スラッシュメタル #オリジナル曲 #アルバム #趣味 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #アルバムレビュー #ヘヴィメタル #私的音楽レビュー #音楽雑記 #エクストリームメタル 1