中学受験進学校の落ちこぼれが今楽しくやってる話

中受女子御三家から早慶上理の理の部分に進学した。テスト勉強をすれば成績が上がって、評価されること。自分がやればできる子だったこと。久しぶりに思い出した。楽しい。

要領と運で滑り込んでしまった学校で、中2の時点で大失速。定期テストは「“東大理系40人以上理3医科歯科慶医のべ39人”の分母で平均が7割目安になるように作られた」クソムズテスト。分かるものも分からない。中高一貫専門のハイレベルな塾を転々とし、全てでクラスが落ちまくり、高2で鬱になった。
高2の夏、1個上の学年で亡くなった人がいた。分からなくもなかった。
高3の春、志望校を私立にすると宣言し、学校の社会の履修を勝手に消した。私立専願は240人中5人もいない。だいたいみんな鬱だった。結局共テは受けたけど、地理は中学受験の知識だけで乗りきって7割とれた。国立は受けたくなかったけど、可能性は潰さない方がいいと説得され続け、受けるだけ受けた。化学7%だった。
高3の夏、家から通える私立理系で、それなりに名の知れているところだけ過去問をざっと見た。今通っている大学の過去問を見たとき、「これは受かる」と思って頑張るのをやめた。
そこからはとりあえず6ヶ年皆勤だけ頑張った。勉強は忘れない程度にちょこちょこやって、ゆっくり生きた。
「これは受かる」と思った大学にだけちゃんと受かった。本当にここしか受からなかった。相性。


中高一貫御三家で落ちこぼれて底で病んでる人間は、早々にエリート船から降りて「自分の頑張りが結果に結び付く」レベルの大学で覇気を取り戻してから頑張った方が良い。もちろん私立進学にもなにも言わずに金銭的援助をしてくれるのは恵まれた家庭。ただ正直な話、中高一貫御三家に通う人達はたいてい似たり寄ったりの家庭環境だと感じる。
もとはそれなりの地頭なので、進級さえしてればそんなに踏ん張らなくても上理MARCHのどこかにはひっかかる。
後から頑張ったって、良い。

今辛い中高生が、楽になれますように。


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