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好きなドラえもん映画(大山のぶ代版)

 先日亡くなられた、大山のぶ代さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 テレビっ子だった僕は、ドラえもんが好きでした。
 毎週金曜19時からは、ドラえもん〜クレヨンしんちゃんの流れはお約束でした。アニメ放送、当時は2時間スペシャルなんていうのも定期的にありましたね。特にスペシャルは毎回VHSに録画し、暇があれば見返していたそんな少年期でした。すべてをもうしているわけではありませんが、ある程度ドラえもんについて詳しいと自負しています。
 僕にとって、ドラえもんはやっぱり『大山のぶ代さん』なんですよね。その他の声優陣もそうです。僕が物心ついた頃からずっと聴いていた声。小学6年生のときかな?声優陣が交代すると決まったとき、かなりショックだった僕はホームページから「代えないでください」と抗議文を送るほど、思い入れがありました。声優が交代して以降、アニメ放送も映画も一切見なくなりました(現・声優陣の皆様、子どものしたことですのでお許し下さい)。

 そんな僕は、大山のぶ代さんが声優時代のドラえもんの映画をほぼ全部見ています。この機会に僕が好きなドラえもん映画ベスト3を紹介します。


 第3位

 『ドラえもん のび太と雲の王国』

 タイトルのとおり、のび太たちが雲の上に王国をつくるというストーリー。人類による地球の環境破壊をテーマにしたストーリーになっています。
 このストーリーの面白いところは、通常アニメ放送『ドンジャラ村のホイ』に登場した「ホイくん」と『さよならキー坊』で登場した「キー坊」が、映画で再登場するところにあります。ドラえもんの映画では珍しい設定です。どちらも森林伐採や環境汚染をテーマにしており、それぞれ居場所を失った「ホイくん」と「キー坊」はドラえもんたちによって救われます。映画では、特に「キー坊」はかなり重要な役割として再登場します。

 雲の上に王国をつくったのび太たちでしたが、悪者によって乗っ取られてしまいます。ドラえもんやのび太を含めた全員が縄に縛られ、牢屋へと送られます。この状況を打開する方法はひとつ、雲の王国を消滅させること。そのためにはエネルギー源であるタンクを破壊しなければなりません。しかし、みんな縄に縛られています。そんな状況のなか、みんなを救うべくドラえもんが立ち上がります。そしてーー。

 ドラえもーーーーーーん!!!!

 思わず叫びたくなる、そんな展開に心がグッとなります。


 第2位

 『ドラえもん のび太とブリキの迷宮ラビリンス

 話の舞台であるチャモチャ星は、人間は働く必要もなくなり、指1本動かさなくても生活ができるほどに化学の発展がすさまじい星でした。やがてロボットの製造もロボットが、ロボットの開発までもロボットが行うようになります。すると、特に優れたロボットたちが人間界を支配しようと反乱を起こし始めます。生活のほとんどをロボットに頼っていた人間たちは、体力の低下が著しく、ましてや優れたロボットたちの脅威に太刀打ちできません。
 そんなチャモチャ星を救うべく、のび太たちが立ち上がります。

 このストーリー設定自体も面白いですが、この映画の面白いところは、ドラえもんが居ない状況でストーリーが展開されるところにあります。というのも、序盤にドラえもんは敵に捕まってしまいます。ドラえもんを奪還すべく、のび太たちの戦いが始まります。
 ドラえもんを助けるために奮闘するのび太たちの姿に、一喜一憂しながら思わず力が入ってしまう、そんなお話です。


 番外編

 『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議』

 いまの子どもたちは「ドラえもんズ」を知っているのでしょうか?
 この作品は、ドラえもんズ
 ワンドラ、ドラメッド3世、エルマタドーラ、ドラ二コフ、ドラリーニョ、ドラザキッド、そしてドラえもん、7名が初登場する映画です。

 ロボット学校を襲う敵を、それぞれのキャラクターが特性を駆使して戦います。戦いのスタイルはそれぞれ違います。それぞれ個性豊かなキャラクターたちの、一対一で繰り広げられる戦いを、ワクワクしながら見ていた記憶があります。
 ドラえもんズの作品には、ドラえもんはほとんど登場しません。ちょい役です。

 ちなみに僕は、ドラリーニョが好きでしたね。



 第1位 

  『ドラえもん のび太と鉄人兵団』

 この作品は、ドラえもんの映画で僕が唯一涙した作品です。ボロボロ泣きましたね。

 惑星メカトピア。欲に溺れ、憎しみ合い、殺し合う人間に絶望したある博士が、争いのない平和な世界を築いてほしいという願いを込めてロボットをつくり、ロボットだけの世界(惑星)を築きます。博士が亡きあとも、ロボットたちによって次々とロボットがつくられていきました。次第に、ロボットの世界にも階級や格差が生まれ「奴隷ロボット」がつくられるようになります。やがて「奴隷制」が廃止、新たな労働力として地球人を奴隷にすることをたくらみます。メカトピア星は、博士の願いむなしく人間界と同じ歴史をたどる結果に。
 地球人を拿捕だほするべく、大量のロボット「鉄人兵団」が送りこまれることを知ったのび太たちは、阻止すべく奮闘します。  
 のび太たちは、リルルという少女に出会います。リルルは重要な役割、鉄人兵団を誘導するために地球に送り込まれていました。
 負傷したリルルをしずかちゃんが献身的に介抱します。しかし、人間たちを毛嫌い、敵意き出しのリルル。それでも、しずかちゃんはリルルを見捨てません。 

 人間たちが皆、悪い者ではないと知ったリルル。
 そんなリルルの葛藤にーーしずかちゃんとリルルの友情にーー涙ボロッボロッになった僕です。

 

 以上、ベスト3。

 かなり悩みました。他にも『魔界大冒険』とか『海底鬼岩城』とか『パラレル西遊記』とかとかとか……おすすめしたい作品はたくさんあります。
ドラえもんの映画にはメッセージ性が強く込められていて考えさせられます。大人になったからこそ理解できることも多いです。

 この機会にぜひご覧下さい。


 最後にドラえもんに関する雑学を1つ。

 ドラえもんのしっぽ、しっぽの赤くて丸い部
分、実はあれ、電源になっていて「ピュッ」ってするとドラえもん停止します。
 ドラえもんと戦うときがあれば、しっぽを「ピュッ」ってすれば勝てますんで!

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