地方のイオンモールという便利な牢獄
地方駅近のイオンモール
最近仕事で千葉のメインから少し外れた街によく訪れている。
駅を出るとすぐに白くて巨大な箱のイオンが存在する。
1F全てが食料品があるスーパー➕フードコート。(※フードコートはマクドナルドやはなまるうどん、ミスタードーナツなど安いお店)
2F、3Fに上がっていくと服飾店や書店などが存在して、この大きなイオン一つで買い物が完結してしまうのだ。
決して豊かではないけど、一通りが揃っているため遠くへ買い物する必要もない。
イオンから出ると一気に寂しくなり、住宅街と細々と飲食店があるくらいだ。
コミュニティスペースとしてのイオン
そのイオンモールには、各階ごとに無料で使える休憩スペースが存在する。
飲食スペースはもちろん、その休憩スペースは定年を迎えた高齢者の方達で賑わっているのだ。
買い物待ちだったり、友達同士の談笑スペースとして利用されている。
一種のコミュニティスペースとなってるのに驚いた。
高齢者の集いの場は、行政が提供するものではなく、今や大企業がそのスペースを提供することになっている。
イオンという檻
もちろん無いよりあったほうがいいし、高齢者は一箇所に様々なお店が集まってくれた方が便利なのは間違いない。
しかし、それは選択肢を固定化されているのではないかと考えてしまう。本当は友達と会ったり、まだ知らない場所へ訪れたりしたいのではないかと。
車移動もできない、家でずっといるにはつまらない、選択肢は近くのイオン施設一択。
自分からイオンという檻に入っているのでは?
おわりに
自分が老後、イオンの休憩室で3時間ほど座って寝ている姿を想像するとゾッとしてしまう。
答えは出ていないのだが、選択肢の固定化は恐ろしいと感じてしまった。
毎日日々違う選択、違う自分を更新していこうと思う。
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