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看護師を辞めたかった私を変えたのは、やっぱり英語だった

前回までのあらすじ。

ブラック病院で勤務した末、バーンアウト。
何もしたいことが見つからなかった私。

人生を変えるために、英語力0の状態で海外へ飛び出すことを決意。
キラキラした海外生活を期待していたのだが、
実際に待ち受けていたものは、またもや試練だったのだ。


キラキラとは無縁の海外生活

なんと海外生活開始早々、コロナ禍が始まってしまった。

語学学校で知り合った友人たちは、次々に母国へ帰国。
ホームステイ先から追い出される形で、急遽日本人ばかりが暮らすシェアハウスへ引っ越し。
おしゃれなカフェで働く予定が、働き口がほとんどなく、仕方なく日本食レストランで働くことに。

留学経験者ならご存じかと思うが、私は典型的な「英語が伸びないパターン」のワーホリを経験したのだ。

つまり、海外にいるのに、家でも職場でも日本人ばかりの環境。

もっと英語力があれば、仕事探しに苦労しなかったのかもしれない。
無計画で日本から飛び出してきたことを後悔した。


海外に行っても自分は見つからなかった

さらになんとこのワーホリ期間中に、結婚まで考えていた相手と破局。

海外に行けば人生が変わるかもと思っていたのに
失ったものばっかりじゃあああん。

それまでのキャリア、貯金、20代終わりの貴重な一年間という時間。
そして恋。

考えたところで取り戻すことなんて、できないけれど。
残ったのは、悔しさと惨めな感情だけ。

この一年間で、本当にやりたいことを見つけようと思ったのに。
ただ生きるのに必死で、新しいものなんて、何も見つけることはできなかった。


30代からの挑戦、ふたたび

日本に帰国した私は、結局再び看護師として就職した。
もう30歳になる年だった。

本当は私の人生、こんなはずじゃなかったはずなのに。
毎日「辞めたい」と思いながらも、辞めることができずにいる自分が心底嫌だった。

同世代の友人たちは、キャリアを築いていたり、結婚や子育てなどでライフステージが変わっていく中、
私はキャリアも中途半端。夢や目標もなく、パートナーもいない。(それどころか失恋して心はズタボロ)

自分だけ取り残されているように感じた。

30代になったら、もっと何かを成し遂げていると思ってたのにな。
なにやってるんだろ、私。

また情熱をもってバリバリ働きたいのに
でも自分が何に情熱を感じるのか、もう分からない。
このままずっと見つけられず、一生が終わってしまうのかもしれない。

そんな状態で数年が経過。
私は自分が英語を諦められずにいることに気づいてしまった。

SNSなどで英語が上手な人を見つけるたび、嫉妬心が抑えられないのだ。

嫉妬は自分の本心を表している。
「本当は自分もそれがほしいのに!」という感情そのものだ。

その証拠に、帰国後必要もないのにTOEICの教材を買って時々解いてみたりしていた。

もう、この気持ちは誤魔化しようがない。
「私は英語が上手になりたい。」
「そして、英語力を活かした仕事をしたい。」

一度は挫折を味わった英語。
もう一度挑戦してみよう。

今度こそ、英語で人生変えてやる!

看護師を辞めたいという気持ちが強かったというのも、私を強く決心させた大きな理由の一つだ。

人生は有限だ。
やりたくないことをしている時間なんて、本当はもう少しもない。

それまで随分と遠回りをしてしまったが、一度本当にやりたいことを見つけたら、あとは早い。

今無事こうして看護師を辞め、英語コーチ・ライフコーチとして今までとは違う人生を送っている。

いくつになっても本当に望む人生を始められる

英語は私にとって、人生を変えるためのツールだった。
しかも、30才でキャリアチェンジするのには、手っ取り早いのが英語だった。

だけど、英語に真剣に取り組む以前に、本当に自分の望む人生を始めるためには、必要なことがいくつかある。

その一つが、自分のありたい姿(=目的地)を明確にすることだ。
目的地が曖昧だと、そこに辿りつくまでに遠回りしたり、
あるいは全く違う場所を目的地だと勘違いし、そこで居心地の悪い思いをすることになる。

私が何年もモヤモヤを抱えていたように。

次回以降、英語学習についてや、30代からでも自分らしく生きるためのヒントについて、私の経験をもとにシェアできればと思っています。
フォローしてお待ちいただけたらうれしいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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