2.子どもの"これから"を否定してはいけない
こんにちは、ねねみです。
私がなぜ小児科看護師になったのかというと
ズバリ、消去法です。(どーん)
ちなみに、
「女は手に職をつけるべし」
という母からの教えから
看護師という職業を選んだのも消去法。
(この話はまたどこかで。)
少子化といわれていますが、
病棟で働いていた数年間で
本当に、いやほんっっっっとうに
いろいろな子どもとその家族をみてきました。
大半は回復して元気になって、
家族と自宅に帰る子がほとんどでしたが
残念ながら、
病院でお看取りとなる子もいて。
小児科は小児科でも、
NICUのほうが長く勤務していたのですが
生まれた時から「いつどうなってもおかしくない」という子や、
両親が障害を受け入れられず、
「この子はうちの子じゃない!」と思わず発してしまった家族もいらっしゃいました。
(後に、時間をかけて両親は障害を受け入れ
子は自宅に帰り、その子は愛情たっぷり貰って育っていました(^^)
タイトルにある言葉は、
看護師1年目のときに、いろいろなことを目の当たりにして思い悩んでいた際に大先輩から教えられた言葉です。
「子供はね、先生(医師)や家族がなんて言おうが、どんな理由があろうが、
その子の"これから"を否定してはいけないと思うの。
だから、ただ寝ているだけの赤ちゃんでも、
体重が1g増えたとか、目を開けたとか、なんでもいいから
昨日より今日、何か変わったことがないか前向きに見つけてみて。」
(当時、新卒1年目は日誌のような振り返り記録を1年間書く決まりがあり、そこに記録していた言葉をそのまま書きました。)
あれから10年立ち、
最初は消去法で選んだくせに(小声)
現在も小児に関わる分野で働いているのは
この大先輩と、この言葉があってなのかなぁと思います。しらんけど。
また、この言葉は
現在学んでいる児童心理学やチャイルドカウンセラー、家族療法にも生かされています。
ふと、時を超えて思うことは
その言葉の大人バージョン(?)は
「大人は、"これまで"を否定しない」
になるんでしょうかね。
なんとなくそれも考え深い(´-`).。oO
最後に、話は変わりますが
このnoteを書くにあたって昔の1年目日誌を引っ張り出して読んでいると、
書かれている内容が「疲れた」「しんどい」「明日も〇〇さんと一緒…」「辞めたい」と、なかなかネガティブワードばかりでした。
看護師、新卒の方、
いや労働者全員、毎日お疲れ様です
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