替えが利かないタスクと、研究室に行けない私
私は現在、大学院生だ。しかし、研究をやめるつもりでいる。やめた後に何をするかは未定なのだが……。
ここ数週間、燃え尽き症候群のような状態となり大学に行けておらず、卒業よりも就職に舵を切りたいと考えている。
医師によれば、うつ状態(≠うつ病)とのことで、人生序盤のピンチに差し掛かっている。
さっさと就職してしまいたいのだが、研究を最低限まとめたいとも考えている。具体的には、2年かけてきた研究に関する論文をどうにか出版したいのだ。
この論文を出版するというのは、「替えが利かない仕事」になっている。この論文にまつわる研究の全貌を知っているのは私だけで、私しか知らない部分もある。つまり、万が一私が飛んでしまうと、せっかく集めたデータをもう誰もカバーできないのだ。
早く論文を出して通したいが、研究室には行きたくないというジレンマがある。
研究にはあまり縁がなかったらしい、というのが博士課程前半を通して分かったことだ。
しかし、お世話になった先生方にどうにか義理を通したいという意地もある。私がやらなきゃ誰がやる。
ただ、自分の部屋で時が止まったような、世間に置いていかれるような感覚は、なかなかにしんどい。なので、早く荷を下ろしたい所……。
気持ち悪い時は、心の内であれ、胃液であれ、吐き出すのが一番。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?